【ニュージーランドT】中山外１６００は先週のダービー卿CTでも書いたけど基本的には前傾ラップで中盤も緩むポイントがなく持続力が問われるコース。ただこのレースは例外で、過去５年中ハイペースになったのは２０年のみで１８，２１，２２年はミドルペースで１９年は２秒のスロー。中盤も２４秒前後かかってるようにこのコースとしてはペースは上がりにくい傾向。ほっといてもハイペースになりやすいコースでスロー気味になれば当然前有利でミドル～スローで流れた４年中３年で逃げ切り勝ち。今年もスローになると一概には言えへんけど前目に意識は置いておきたいかなと。血統ではストームキャットやダンチヒらスピード型ノーザンダンサー系の血は目立つ。ダイワメジャー産駒やロベルトの血も目立ってることからパワー型の血も有効。

実績的にはドルチェモアが抜けてる。ただ朝日杯はメンバー的にレベルは低かったし賞金も持ってるから明らかに目標は次。前に行けるしペース不問で好走してるから大崩れまでは考えにくいけど取りこぼしの可能性はあるかなと。ウンブライルは勝った２戦はどっちも相手が弱いしスローペースでここ２戦は明らかに過剰評価。兄ステルヴィオもペースが上がって良さが出る馬でもなかったしここもどうかな。エエヤンはシルバーステート産駒らしく東京で負けて中山で勝ってるように直線が短いコースでパワーや持続力を求められて良いタイプ。前走は完勝で時計も悪くはないけど相手が弱かったのも事実。モリアーナはウンブライルより人気が下なら当然こっちを買いたいけど前走後ろからの競馬が意図したものなら信頼度は下がるかなと。穴は登録馬が多くてちょっと人気が読めへんから簡易に。ダートを走ってるけど血統的には芝で先行力もあるサンライズジーク、距離短縮は良さそうなシャンパンカラーとシーウィザード、これも前走後に距離へのコメントがあったセッション、前走まずまず好時計のプッシュオン、前に行けそうなルミノメテオールあたりを。