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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①    

レジャー/旅行

こんばんは!11日(火)は、北海道では雲が多く、

西日本も次第に雲が広がる見込みです。
夜になると雨の降る所があるでしょう。
その他の地域は晴れる見込みです。

訪れるのは東京奥多摩の大岳山(おおだけさん)と御岳山(みたけさん)。
寒さ和らぐ峰々を春の兆しを求めて旅します。

早春の柔らかな陽光
見つけた春の息吹
澄んだ空気が生む光景

              芽吹き始める命
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              大岳山・御岳山

東京都福生市から望む奥多摩の山々。
そのほぼ中央に大岳山と御岳山が聳えます。

  大岳山

             御岳山

〇奥多摩駅

*この番組は2021年3月に放送したものです

JR奥多摩駅で案内してくれる方と待ち合わせ。

おはようございま~す。

〇福島和可菜さん

「おはようございま~す。
 福島和可菜(ふくしまわかな)です。
 よろしくお願いします」

よろしくお願いします。

写真提供:KFCトライアスロンクラブ

〇2013年 御岳健康大使に就任

御岳山健康大使を務めるタレントの福島和可菜さん。
トレイルランニングで活躍するトップアスリートです。
御岳山にはトレーニングの為、週に一度は訪れています。

今回の旅の見どころは?

「ほんとにこう表情が色々変わっていくような
 バラエティーに富んだ楽しめるコースになっているんではないか?
 なっていう風に思います。
 はっ、また今のまぁ時期は~空気がとっても澄んでるので~、
 眺望も期待出来るんじゃないかって思います」

楽しみ~。

早春の大岳山、御岳山を巡(めぐ)る一泊二日の山旅。

1日目

一日目、JR奥多摩駅から鋸(のこぎり)尾根を登り、鎖場を越えて大岳山へ。
山頂からの眺望を楽しみ、ロックガーデンを巡(めぐ)ります。
そして御岳山の山頂を極め、夜は宿坊で一泊。

2日目

二日目、夜明け前に出発し、都心を照らす御来光を堪能します。

下山はJR日向和田(ひなたわだ)駅へ。
全行程およそ20km、中級者向けのルートです。

*撮影:3月上旬

「では早速行きましょう」

午前8時半、JR奥多摩駅からスタート。
今日はいい天気、登山日和だなぁ~。

駅から歩くこと5分、うわぁ~、長くて急な階段だ~。

「こういう階段を見るとワクワクしませ~ん?」

はい、私もファイトが~、湧くかな~?

「行きましょ~う」

はい、頑張るぞ~。

「息が切れないスピードで登ると、楽に登れるかな~?と」

一歩一歩確実に。

およそ200段、あっ、登り切った~。

「登って来ましたよ~。
 上から見ても~、面白い景色です」

急な階段も楽しめちゃう福島さん。
やっぱりタフだな~。

さらに登り、標高700m程のコナラやアカマツの林へ。

「いつもはこういう道、走ることが多いんですけど~、
 こうやってゆっくり歩くのもいいですね~。
 風を感じて揺れている様子とか」

はい、とっても安らぎますね~。

「あっ」

何ですか?

「これ見てください、これ」

あっ、ドングリ?

「根が出てるの見えますか?」

どれどれ~?あはは、ほんとだ。

「ドングリコロコロって転がるイメージあるじゃないですか?
 でも本当は転がりたくないんです」

え~、どうしてですか?

「秋の間に落ちて~冬の感想から自分の身を守る為に
 その場に根を張っていくんですけど。
 そうすることによって下から水分も吸い上げて生き残っていける」

しっかりと根を伸ばして大きくなるんだよ。

標高は1000m程。
大岳山へ続く鋸尾根を登って行く。
陽射しがあったかいな~。

「あっ、これ咲いてるかな~?」

何の花?

「馬酔木(あせび)ですね。
 白~い花が幾つか咲き始めてます」

〇アセビ

可愛い~~~。
小さな鈴が幾つも釣り下がってるみたい。

「この辺道幅狭いので気をつけながら歩いて行きましょう。
 両方とも崖ですので」

あ~、結構切れ落ちてる。
気をつけよっと。

「見てください、この石。
 この石、とっても硬いので~、
 まぁ雨とか風に~削られることなくずっと残っているんです」

〇チャート
 (堆積岩の一種)

海の生物が海底で降り積もって出来た硬い石だそう。

「遠くから見るとこの岩がゴツゴツしていてギザギザしていて、
 鋸の歯のように見えるので、鋸尾根の名前が付いたといわれています」

辿(たど)っている岩尾根。
今は樹木に覆われて~よく分からないけど~。
遠くから見ると鋸のようにギザギザしてるな~。

「はい、ここからは鎖場になってます。
 だいぶ急、直登ですね~エヘヘ。
 足元注意しながら手を上手く使いながら登って行きます」

高さ10m程の鎖場、福島さんリズミカルに登って行く~。
やぁそれにしても~グイグイ、スピードが半端ない。

あ~、目の前が開けた~。

「どうですか?この景色~」

爽快、見えてるのはどこの山ですか?

「ちょうど雲取山から繋がる石尾根という尾根で。
 え~目の前が六ッ石山(むついしやま)です」

〇六ッ石山

あ~、あの東京で一番高い雲取山に連なってるんだ~。

「大岳山の山頂ですね~。
 見えてきました~」

〇大岳山

あれが大岳山の山頂か?もう間もなくだな。

「お~、急登きましたね~」

滑りやすい木の根っこ、注意して行こっ。

急登が続く~、ふ~。

「おっほっほ、空が抜けた~」

いよいよ山頂かな?

標高差900m余りを4時間かけて登って来た。

〇大岳山(1266m)

*正確には1266、4mです

「着いた~、着きました~、ここが大岳山山頂。
 しかしいい天気です今日は~」

〇丹沢山系

南には神奈川県に聳える丹沢がくっきり。

〇奥秩父山地

西には奥秩父の山々。

〇富士山

その奥には雪をいただく富士山。
神々しいな~。

「はい、御岳山に向かいたいと思います」

きょうの目的地ですね~?

「この辺りちょっと岩場が続くので、注意しながら降りて行きましょう」

岩場の下りは慎重に。

ここで山旅スタイル。

今回は大岳山山頂に着きました所までと致します。
次回はトレラン技術を使った下り方を紹介を
福島さんに教えていただきますところから始めます。