重賞展望
【アーリントンC】過去5年では20年こそ2秒以上のハイペースで流れたけどそれ以外の年はテンの3Fと上がり3Fは34~5秒で中盤2Fは24秒台とこのコースらしい中緩みがあるミドルペースになる傾向。同じ週に皐月賞、前の週に桜花賞とNZTが行われることもあってメンバーレベルは低くなりがちで前走1勝クラスや未勝利勝ちの馬が好走することもある。血統では22年の1~3着、21年の1,2着はキングマンボ系。他ではトニービンらナスルーラ系の血も目立つ。
カルロヴェローチェは血統通りマイル以下の距離でスピードとパワーを武器に先行して押し切るタイプになっていきそう。斬れるタイプではないから直線の長いコースで決め手勝負になると分が悪そうな気はするね。ただまぁ、ここでは能力上位なのは間違いないか。オオバンブルマイは京王杯2歳S勝ち馬やけどレースレベル自体は大したことないし、内で上手く立ち回って馬場も展開も活かし切った印象。馬格もないし阪神マイルでパフォーマンスを上げるようなタイプには見えへん。ユリーシャは前走エルフィンSでコナコーストやシングザットソングを下してるって言えば聞こえは良いけど完全にスローの前残りで2頭が展開不利やっただけのレースでこれ自体は高く評価はでけへんかなと。先行力があるのは今の馬場を考えると悪くないけども。ナヴォーナは新馬戦がドスローの上がりだけの競馬を後方から差し切ったように決め手自体はあるけどこの時下した相手は弱かったしペースが上がってどうなるかは未知。人気薄ならともかく人気で本命とかはギャンブル的にどうかな。面白そうなのはショーモン。前走同コースの1勝クラスは勝ち時計はまずまずやし速めの流れを先行して最後差し返した内容も悪くない。まぁ、レースのラスト1Fがちょっと落としてるから相手が勝手に失速した形ではあるんやけどこの馬自身+22キロと余裕残しの馬体やったと考えればまだパフォーマンスは上がるはず。あとはざっくりとティニア、ドクタードリトル、シルヴァーデューク、セッションあたりを。