ゲシュ崩ログ 232 お母さんへの罰その2
お菓子をお父さんが買ってきて、棚に保存してあることを知っている子供。
「お菓子食べたい。」
「明日ね~」と適当に誤魔化そうとすると
「あの棚にある。あるもん。だからそれを食べたい」
っていう子供。おお…知恵がついてきてるなぁ~と。ワンちゃんとか猫ちゃんとかもそういう感じだと思うんだけど、なんとなく、いつまでも細胞だった頃の写真が頭にある私は言葉らしいものを発しただけでも「おお…知恵が…」と思ってしまうんですねぇ。
お菓子ダメだよ、と子供にとってつまらない事をいう。そしたら子供は、お母さんを自分の思う通りにさせたいと思うらしく、
「怒るよ!」っていう。
「もうおかあさん、わたしのいうこと聞かなかったら怒るよ!」
っていう。
おかしあげなかったら怒るよ!っていう。そんな~と思いつつ、だめだめとか誤魔化そうとしたけど、子供はお菓子必死に食べたがった。それでもダメだと言い続けたら
「もう、いうこと聞かなかったら、私、この家出てくよ!」
って言う。
それだけはやめて~…と泣きついて、結局またお菓子少しだけあげてしまった。
おうちでていかないでね(泣)仏陀は三十五歳で出家しましたが、まさかの仏陀超えはやめてくれ、と真剣に思った。仏陀とおなじくらいの年齢までいていいのよ?と思った。自分の子供が仏陀越え…。いやそんなたいそれたこと。絶対やめて欲しいです。藤井壮太棋士みたいな若き天才みたいな名誉はいいとして、仏陀を超えた出家年齢みたいな天才ぶりは嫌だ。私が。私が嫌だ。やっぱ、師の影をふむみたいな、偉大な人を超えようというのはなんか違うんじゃないかなと思うんだな。
でも、ふと思い出したけど、私もそういえば、今子供が「出てくよ?」って言った年に、家出しようと思ってました。その時は、実の兄がおうちに呼び戻したので、よく警察とかがそんな事件がありました~みたいな事態にはならなかったんでしょうけど、今思えば、自分が今生きているのは何度も幸運があったからなんだな~と思います。自分の嫌な部分の遺伝子しっかり受け継いでるのかな。と思って嫌でした。コワイ話すぎる。とりあえず、お菓子一緒に食べて歯磨きしっかりさせました。遅くに食べたからか、夜中少し「ううん」って言ってて、ほらもう寝る前になんかそんなん食べるから…と凄く嫌だった。できるだけお菓子から気をそらすまぎらわす手段を、私が勉強してたほうがいいのかなと思った。
近頃、お母さんに自分のいう事聞かせる方法を試行錯誤するようになった子供。私が最近負けてる感じがします。