日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
こんばんは!17日(月)は、西日本から東日本の太平洋側は概ね晴れるでしょう。
東日本日本海側から北日本では雲の多い天気となり、
北海道では午前中を中心に雪か雨の見込みです。
南西諸島は晴れるでしょう。
訪れるのは長野県北部に聳える飯綱山(いいづなやま)。
信仰の歴史が刻まれた人気ルートを行きます。
山岳信仰が息づく山
冬限定
❝神域❞の森へ
山からの
豊かな恵み
人々に愛される山
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長野 飯縄山
*この番組は2022年4月11日に放送したものです
なだらかな裾野を広げる飯綱山。
古くから信仰の対象とされてきました。
*写真提供:長野市立戸隠小学校
長野の人々にとっては学校登山など子供の頃から親しんできた山です。
女性の方A「ほんとに地域に愛される山見て~。
でもあのどっしりとした凄い素晴らしい山なんです。
ドーンと存在感がいいですね~」
女性の方B「もう日々見る。
ウフフフフ、見守ってくれる山みたいなアハハハハ感じです。
私達にとって遊び場みたいな」
〇どれぐらい登られている?
女性の方C「どれぐらい登られてるんですか?」
男性の方「1700回ぐらいです」
女性の方「は~~、凄いですね~」
JR長野駅から車で1時間。
〇戸隠神社奥社入り口
ここでガイドの方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
男性のガイドの方「おはようございます」
ナカバヤシさんですか?
〇登山ガイド 中村寿之さん
「はい、え~ガイドの中林(なかばやし)です」
20年前長野の大自然に魅せられ、
横浜から移住した中林寿之(なかばやしとしゆき)さん。
飯縄山の麓で暮らしながら、登山やスキーのガイドとして活躍しています。
「家の周りを散歩してる時にも飯綱山見ながら散歩してて。
ぼく個人としても凄いこう身近な山。
え~、冬山~でも、え~比較的登りやすい山なんですよね。
雪に覆われるってことで~、え~葉っぱも生い茂る夏とは違って~、
え~展望も良くなって周りの景色が凄い良く見えていい山ですね。
山頂では、はい」
飯縄山の歴史と大自然を満喫する山旅。
1日目
一日目は裾野に広がる高原へ。
この時季にしか入れない神秘の森。
そして冬、凍りつく鏡池(かがみいけ)へ。
2日目
二日目は最も人気のコースで飯綱山を目指します。
山岳信仰に触れながら十三仏(じゅうさんぶつ)を巡(めぐ)り、頂へ。
一泊二日、雪山初心者向けのコースです。
*下山は同じルートで
戸隠信者の鳥居を潜(くぐ)り、神域の森へ。
〇戸隠神社奥社 大鳥居(1210m)
いきなりスノーシューですか?
「昨日新雪が~降ったばかりなんで~。
浮力があるので~、踏み跡の無い所ではスノーシュー大活躍します」
*撮影:3月上旬
「じゃあ森ん中入って行きましょ~う」
うわぁ~、フッカフカの雪だ。
「今年は雪多いですね~」
「雪崩捜索に使うプローブっていう道具なんですけど~、
これで積雪の深さも測れるので」
〇プローブ(雪崩捜索に使う)
長い棒になった。
こうやって測るんだ~?
「今2m10cm積もってますね~ここで」
ほんとに雪がたっぷり。
「朝で~鳥いっぱい鳴いてますね~」
清々し~い。
〇シジュウカラ
「シジュウカラ、ゴジュウカラ、いますね~」
〇ゴジュウカラ
この森は野鳥の宝庫なんですって。
〇コゲラ
キツツキの仲間も。
〇アカゲラ
歩き始めて間もなく。
〇ミズナラ大王
「え~と~ミズナラ大王っていう、え~ミズナラの巨木ですね」
うわぁ~、立派~。
「今年は雪多いので~、さらに下2mあるんで~、
上の方を僕ら歩いてる感じですね~。
樹齢が700年で、え~幹周りが~、え~大人5人分ぐらい手~広げて~。
え~、グルッと1週出来るぐらいなんで~。
大体8mぐらい。
夏場は~植生やっぱり傷めちゃうので、入ってこれないんですよね、はい」
*許可を得てドローン撮影しています
神秘の森の奥、この時期にしかお目にかかれない巨木です。
「参道に出ましたね~」
〇随神門
「隋神門(ずいじんもん)になります。
仁王門と一緒で悪いものが入らないようにっていうことで、
この神域を守ってる所ですね」
厳(おごそ)かな雰囲気だな~。
門の先には樹齢400年の杉の並木道。
*雪の季節 参道はこの先立ち入り禁止
杉並木を離れ、再び森の中へ。
「新しい動物の足痕ありますね。
これイタチの足痕ですかね~。
多分今日の朝歩いた足痕だと思いますね」
あっ、あれは?
「恐らくテンですね。
こういう平地動物結構見れるので、見れると嬉しいですよね?はい」
スタートして1時間半
〇鏡池
「え~鏡池到着ですね~、はい」
ここが池?
実はこの鏡池、夏はこんな風景。
郷の人々の手によって造られた溜池(ためいけ)です。
冬、景色は一変。
一面が凍りつきます。
何やってるんですか?
「一応氷がちゃんとしてるかどうか確認してから、はい。
じゃあ進んで行きましょ~う」
大丈夫みたい、中林さんの後しっかりついて行こっ。
広大な鏡池の背後に聳えるのは険しい戸隠連峰です。
〇戸隠連峰
「ほぼ池の中心にある木ですね~」
わぁ、池の真ん中まで来たんだ~?
「明日行く飯縄山の山頂から戸隠山良く見えるんですよね。
で、昔飯縄山で修業した山伏が、
え~戸隠山見て、わぁ凄い所あるな~って戸隠山(とがくしさん)を
開いたような経緯はありますね」
戸隠山と飯綱山、深い関係があるんだ。
続いて、飯綱山が見えるポイントへ。
「飯綱山だんだん見えてきましたけど~、何となく山見えますかね~?
飯縄山~のシルエットは何となく分かりますよね?」
う~ん、ちょっと木立ちが~。
「ドローンでビューっと上がったら、
恐らくコワーッと綺麗に見えると思いますよ、はい」
果たして?ドローンからの景色は~?
「お~見えてきましたね~。
バッチリですね~」
わぁ~、凄~い。
明日はあの頂に立つんだ~?
〇飯綱山
ここで山旅スケッチ。
今回は飯綱山が見えるポイントへ来た所までと致します。
次回は人に親しまれる山の紹介から始めます。