家出前夜
そうだ 今日はF嬢の話をしよう
O嬢じゃないからね ごめんね
出逢いのきっかけは何だっただろう
自分が大学2年生の頃 某(前に書いたけどねw)漫研部にいて
北海道じゅうの(大・高・中)学校サークル・個人サークル・前からあったサークル・或いはサークルになっていない個人・既にプロの方
片っ端からコンタクトを取った
いや 正確には違う ひとまず我々の第一号 第二号を発行し
我々の方向性を示したうえで 賛同と協力を求めた
何のため?
それは言うまでもない
北海道初のコミケット開催である
本当は日本初と言いたいとこだが
なにせ遠隔地ゆえ情報が遅れて届く
連絡は電話か手紙しかない
そして既に日本各地で何ゆえか 時期が熟したのか そんな動きが一気に起きた
名古屋では 現在御高名な作家 森博嗣氏が勇躍されていた
他にも東京では漫研QUEEN・薔薇十字社 金沢では漫研ラブリーさんも
同様な動きをみせていた
それでもなんとか間に合った
北海道初のコミックフェスティバルに漕ぎつけることができた
大学3年生の頃である
この辺はいくらでも書けるので それはまたの機会にしましょ
自分自身のラジオ出演(NHK STV)が3回になったり
地元複数書店との大人の商談があったり
そういったなかで お知り合いになったおひとりがF嬢でございました
(ホントに長い前置き)
彼女は一つの漫研を率いていらっしゃいました
元々はある高校の漫研に身を置き 無事に女子短大に進まれ
プロ志向ではありませんでしたが 明確なビジョンのもとに
高校当時とは違う新たな漫研を創設されました
さて そこに自分は同調しました
過去の自分(片っ端からコンタクトを取った)だからこそ
すぐに翼を折りたたんで 潜り込みました
いや その表現は人聞きが悪いな こう言い換えよう
謹んで仲良くさせていただきました
だって
異才な宝物の集合体なんだもん
ここって凄かっただもん
せいぜい自分の表現力は自分が一番知っている
他の誰にも決められない 自分自身だけが知っている
至福の期間でした
かくして自分は複数の漫研に所属することになります
大学と コミックフェスティバルで知り合った ある高校出自の漫研と
些末な話しではありますが
当時の自分がどんな表現をしたかをかすかに覚えています
とにかく描線に拘りました
ストーリーは自信があるので あとは絵です
当時の大抵のプロが常用していた 丸ペン・かぶらペン・ロットリング
自分は違いました スクールペンなんです
自分の筆致 筆力 それでそうしました
原稿の空間の埋め方
そこにはそれほど拘りません
”空間脅迫症”かって大矢ちきさんが仰っていましたねw
ちきさんからは本当に素敵な2次元をいただきました
お元気でしょうか
心より心より心より心より
お祈り申し上げます
まあ いくら描線に拘っても
ストーリーに自信があっても
絵 そのものが破綻してたら
そりゃ 世に出れませんわな
なんせ後輩から言われた一言
「部長 その態勢だったら骨は皮膚を突き破っていますよ」
穏やかな部長は二の句も告げれず
秘かに去るべき時を知り
荷物をまとめた
Fさん 結婚してらしたら旧姓Fさん
あんとき楽しかったね
でもホントに恥ずかしい
御宅に伺って5~6人でワイワイして
不意に彼女が立ち上がり 自分を振り返ってこう仰った
自分が音楽好きを知っていてわざわざレコードをかけてくれた
「そうそう 先月のヒットチャートでこの曲が流行っているのよ これはどう?」
流れたのは
ボビー・コールドウェルの「風のシルエット (What You Won't Do for Love)」
偉そうに自分は言い放った
「う~ん 弱いね」
「そう? 私は大好き」
「う~ん」
そこまでの自分
若さゆえの過ち?
所詮
それでいいの?
だから荷物をまとめたんだよね
聡明で華やかなF嬢
今でも御壮健でしょう
あんときはありがと
JR白石駅は特別な場所
あなたの家に近接している自分の奥底にある思い出の場所
ところでN君は どうしてる?
我楽多煎兵衛
2023/04/27 21:58:40
何かあったようなコメありがとうございます
本当に他にやる事がなくなったときでいいので
お話を聞きたいな
ルルルのル^^
2023/04/27 17:27:18
白石、、懐かしいな、、