ふわとろ

憲法

日記

昨日は憲法記念日だった

youtube動画で憲法記念日に因んで篠田英朗氏の著作に触れていたものを観た
それがきっかけとなって今日は改めて篠田英朗氏の説を漁った

それまで日本の憲法学会は特殊で、戦後の東大憲法学の教授の影響で本来の憲法学から逸脱していると聞いていた
これは日本の憲政史の研究をしている者から知ったことだ
篠田氏も同じく東大憲法学が日本国憲法の解釈を歪めていると言っている
ただその論拠は別となっている

篠田氏は国際政治学者でありその立場で述べている
明治維新から戦前までの日本はドイツ国法学が根底にある
日本国憲法は米国によって起草されたもので英米法が根底にある
その条文をドイツ国法学の解釈で読んでいるのだと

ただそれとは別に世界の憲法と政治を研究している者も、同様に日本の憲法学は本来の憲法学とは違うと言っている
憲法の条文が何に由来して書かれているかよりも、条文が正しいとしてどう矛盾なく解釈するかに重きを置かれているという

そのあたりの話は一般的ではない
SNSの投稿などを見ても今一歩踏み込んでみたくなる
憲法とは条文ではなく、国家がどのように運営されて現在に至るかだ
そのあたりの話を出来る人が少ないのが残念