ガラクタ煎兵衛かく語りき

我楽多煎兵衛

ひとまず

理想の女性像

日記


細いつり目
黒く長いストレートの髪
表情は不動
挙動不審は一切なし
我が身がここに居るのに　何が皆さんは不満なの？
そう　この不遜さ

憧れの女性像である




ようしこの際だから全部書いちゃうぞ
母親は目が一重だった
祖母（要するに父）譲りのギョロ目を4姉弟のうち3人が引き継いだ
私もギョロ目だった
鼻は高くまつ毛も長く　目は二重で顔だちもそれなりに整っていたと思う
小4だったかな　隣の席の女の子から
「煎兵衛くんは鼻が高いのね」と声をかけられた
それに応えてわたしの生涯最初の気のまるで効いていない定番ギャクが爆誕した
「うん　それを聞いて僕も鼻が高いよ」



つまんねえ




長女　母似
次女　父似
三女　父似
末弟　父似




若い頃は次女と三女が瓜二つだった　わたしも男ヴァージョンで似ていた
こんなこと書いていいのか知らんけど　みんなもてた（それなりだけど）

次女が最初に結婚した　相手は気鋭のカメラマンである　電撃的だった
あせって長女がお見合いをして　大企業で名門のサラリーマンをゲットした
三女は色々あったが　結局静岡県で有数の総合病院の院長夫人に収まった


その頃　わたしは東京で遊び狂っていた
悪いことは一切していない　できるはずもない　そもそもそんな度胸がないから
ほんでもって親には言っていた
「僕は一生結婚しません　我楽多家継承を諦めてください」


（ここから本音）


だって　そりゃ　姉3人がいて　だいたい結婚生活が見通せた
あ　こりゃ　ダメだ　堪えられない

そりゃ好きな娘はいたよ　一人や二人じゃない　でも見つけても近寄らない
僕よりもっと素敵な御主人が　貴女を幸せにしてくれるでしょう
そういった将来の美しい光景が瞬時に思い浮かべる


さようなら女達
僕には無理だ
今こうして一人でいるのは
僕のためなんだ


みんなが幸せでいてほしい
素晴らしい女性達　


あ　よく言われる寂しさ
これは皆無でございます
一人で　おかげさまで　なんとか健やかです
まわりに誰かいると気使い過ぎて十倍疲れます


次女がよく言います　「あんたは自由だね♡」

ありがとうございます　一生自由で生きたいと思っている煎兵衛でございます