今週は重賞は全滅でそれ以外も殆ど良いところなし。また来週頑張ります。

【日本ダービー】60.4-25.2-59.6=2.25.2　感想から言うと正直ガッカリ。この世代の牡馬は大したのはおらんって再三書いてはいたけどそれを象徴するかのような低レベル戦。ここ１０年でもレイデオロが勝った年に匹敵するくらい内容もないクソレースやったと思う。馬券云々以前に世代の頂点を決めるレースがこれやとちょっと寂しい。

レース自体のペースは前後半でややスローになってるけどこれは逃げた馬のペースで２番手以降は明確にスローでしかも中盤かなり緩んでるにも関わらず仕掛け所が遅くほぼラスト３Fとちょっとだけの競馬になってるからね。こういう流れになったのは１つは積極的に乗ると思われたドゥラエレーデの坂井瑠星騎手がスタート直後に落馬したこと。もう１つは２番手のホウオウビスケッツに乗ってた丸田騎手のレースメイクの拙さが原因。ざっくり言うなら去年の秋天でジャックドールに乗ってた藤岡兄がやったのと同じやね。明らかに仕掛け遅れ。逃げた馬がペースを落としてるのに詰めるどころか差が開いてるんやからラップを知ったうえで見返すと異様。勝ったタスティエーラは斬れる脚はないからこういう決め手比べが合うような馬ではないねんけど、今年のメンバーにはコントレイルやドウデュース、イクイノックス級の能力や決め手がある馬がおらんかったから勝てたような感じかな。思い返せばレイデオロもダービーを勝つようなキレる馬やなかったしね。位置取りや騎手の腕だけで決まることもあるのが競馬ってことなんやろな。ソールオリエンスはいつもより位置は取れてたしコーナーで膨れることもなかったけどやっぱり本質的には内を立ち回るのが良いタイプではないし、サドラー持ちらしく極限の速さを問われると目立つほどの脚は持ってへんねやろなと。ハーツコンチェルトは早めに押し上げる好騎乗。それこそレイデオロのルメールを思い出した。シャザーンは今日の展開で後方から外回す競馬ではどうしようもなかった。それでもコンマ４秒差まで来てるように上位馬と能力差はないねんけど、さっきも書いたようにコントレイルやドウデュース、イクイノックス級の馬ならこの馬の位置からでも差し切ってたと思う。スキルヴィングは普段競馬を見ん人にとってはかなりショッキングな映像やったんちゃうかな。ただただ残念です。安らかに。