重賞展望
ナイスネイチャって自分が競馬見始める前の馬って認識やったけど実は晩年のレースはリアルタイムで見てたことに最近気づいたんよね。バブルガムフェローが勝った秋天なんか当時小学生やったけど鮮明に記憶してるし。競走馬としても種牡馬としても過酷な競争を強いられる競馬の世界でこれだけ幸せな余生を送れた馬も珍しいんちゃうかな。大往生。お疲れ様でした。
【鳴尾記念】3年ぶりの阪神内回り2000での開催。形態から序盤のペースは上がりにくいけど中盤以降は緩まず持続力が求められるコース。高速馬場ならスピードの持続力重視で内や前を立ち回る馬が有利でタフ馬場になるとパワーやスタミナが強く求められて差しも決まりやすくなる印象。16~20年では17年はドスローやったけどそれ以外の年はほぼミドルの範囲内でしっかりと持続力ラップになってる。ただ今年は天気が微妙な感じ。前開催の阪神はラスト2週雨の影響を受けてもベースは高速馬場やったし、開幕週なら内前重視がセオリーではあるけど馬場は気になるところ。血統ではステイゴールド系が特注でロベルトあたりも目立つ。
ソーヴァリアントは同コースのチャレンジCを連破してるようにコース適性は高いし能力的にもここでは最上位の1頭。馬場も極端に悪化せん限りはこなせそう。気になるのは前走大敗の原因が掴めへんこと。これがハイペースやったりしたら初距離で追走力が足らんかったって推測出来るんやけどスローやったからそういうわけでもないからね。アルフェ産駒らしくポカはあるタイプなだけに判断が難しい。フェーングロッテンはここ2走馬場やペースに恵まれながら勝ち切れへんあたりめちゃくちゃ強い馬ってわけでもないんやけどここも単騎で行けそうなメンバー構成やし開幕週で内前有利な馬場ならまた恵まれる可能性は充分。これも馬場は多少荒れても問題なさそう。マリアエレーナはここ2走は好発切ったのにあっさり引いて馬場や展開を味方に出来ず着外。それでも大阪杯は強いメンバーを相手の5着と能力自体は今回のメンバーでは間違いなく上位。ただこれも少しくらいなら渋ってもこなせるけどベストは後続馬場な感も。カラテは前走見ても極悪馬場は得意そう。ただかなりの大型馬やし内回りコースをロスなく立ち回る競馬が出来るかは微妙。ボッケリーニは千八や二千を走ってた頃に追走が忙しそうで距離を伸ばして良さが出てきた感が強いから久々のこの距離でどうかな。道悪は問題なさそう。馬場が読めへんことには穴も見つけにくいけどヒンドゥタイムズは小回り中距離戦はベストやし馬場が渋ってもこなせるタイプ。あとは極悪馬場の消耗戦ならモズベッロあたりは押さえようかなと。