ガラクタ煎兵衛かく語りき

ベアナックル

日記


私は人を殴ったことが一度もない
もちろん叩いたことも一度もない
これまでの一生を通じてである

殴った自らの手の痛みを感じたことがない



殴られたことは2回
まあ 最初の教師によるものは 殴ったというよりは はたかれたというべきであろう
小5のとき教師に口答えした
半世紀以上たって その教師の行動は心に染み入るように理解できるゴメンナサイ

もう一回は成人してからである
思いっきり殴られた 顔面をいきなり3発くらいか 相手は同僚
歯が2本抜けかけた
まあ あれも自分が悪かったな 

場所は東京 数年後札幌に帰り 地元の歯医者でさっそく差し歯をした

痛かったんだろうな お前の拳 今では何も思っていない
翌日 職場で腫れあがった顔をみんなにからかわれたっけ

はたかれるべきことを自分はした
殴られるべきことを自分はした
ただそれだけの話し

みんなどうしているだろう?
先生は歳の関係もあり御存命だろうか?
あいつは同世代だったので 今でも音楽をきいているだろうか?

当時は大変だったけど
今となりゃ 極上の想い出


一つだけ言えることがある
手を 拳を痛くしたくないので
結局 自分は誰一人はたかず殴らず このまま行こうと思うの