ゲシュ崩ログ 277 音楽家セサル・マイグア氏
ライブ行きたいな~とつい昨日かおとといのブログに書いたら、たまたま通りかかったスーパーの三階で無料ライブやるとのこと。子供に「外に遊びに行こう」と誘われて偶然でくわした無料ライブ。子供に「聞く?」って聞いてみたら意外にも「うん」という。やったーライブいけた~。このブログに書いた事は全部かなってしまうのか…?デスノートならぬ、夢ノート????いや、まぁジャニーズのライブではなかったけれども、無料ライブということで、セサルさんの音楽ライブ鑑賞。子供と一緒にその音楽に夢中になる。子供も拍手なんかして、周囲とおなじように聞いていて、子供の同調能力に驚いていた。そんな感じなのですね、と。音楽は心を一つにしますね。凄いですね。
「次の音楽は、マキマニ(だったかな?)で、意味は「娘さんをください」です!」といきなり、娘を持つ親の心臓をバキューンと一回ぶち抜くパワータイトルの音楽を演奏したりして、ドキドキしましたけど、セサルさんの奏でる音楽は、驚く程繊細!!凄い!癒し系音楽っていうより、なんだろう?もはやスピリチュアルよりももっと精神世界的で、幻想的といえる音楽だった。セサルさんの日本語もかなり正確かつ心情の核をとらえたものであり、凄い天才を見た気がした。あんなに才能ある人間のライブを無料で見てしまっていいのだろうか。才能豊かな芸術家を見ると、芸術家特に音楽アーティストは国境も超えて人を感動させてなんて自由なんだろう、と思うと同時に、芸術家は芸術に一生を費やし命をかけて燃やしているのだ…と思わせる。そんな本当に凄いアーティストだった。音楽が、ものすご~~~~~~~~~~~くロマンティック…!?
アンデス音楽家といったら、コンドルは飛んでいくをはじめ、高山の吹き荒れる自然の雄大さ、みたいなものを想像しているでしょう?私はそういう音楽を聴けるのかな、と思っていました。ライブを見て驚愕。
「この歌はとても繊細ですよ~」
とか演奏する前に言ってたんですよ。大体本人がそういってもそんなになんだよな、と思ってたらも~~~~~~ビックリするほど癒し系。癒し系とも違う、なんだろう。あまりにも繊細すぎて、よくクラスに地味~~~~~な線のほそ~~~い無口で色の白い人っていますよね。そんな感じのなんとも細腰の女性的な音楽なんですよ…!セサルさんはめちゃくちゃ彫りの深い色男なのに!
セサルさんは「アンデスの音楽は日本に通じるものがある…」と意味深げに言ってたんですが、なんだかそうです。私も聞いていて、どこか雅楽っぽさがあるな。と感じます。雅楽の尺八とかが奏でる美音、オブラートなんかに近い何かがありますね。面白いですよね。あんなに遠い異国の国なのに、この民謡は聞いていて凄く面白い、と思わせる底で通じる何か共感みたいなものがあるなんて!不思議でした。アンデスの音楽の歴史についても、セサルさんは日本語で説明してくださいました。凄く勉強になり、なんだか五百年前の歴史を作っていた大人のしたことが、今この地にこうして花開いているんだ…と思うとなんだかセサルさんの奏でる音楽が神々しい…神々しい音楽家。そういってまったく差支えないのでは。聞いてるとなんだか魔力と言うか、MP回復しそうというか、幻想的でどっか守りの硬い女性的というか、驚くほど丸いというか、全然激しくないんですよね。どうしてそんなにあらあらしくないのだか。繊細な音楽の調和。和音はどっか西洋音楽の流れもしっかり健在しているんだろう。今まで聞いてきたアンデス音楽家とはちょっと違ったセサルさんの音楽、あまりにも繊細すぎる音楽で、しかも日本語お上手で。なにか凄い才能人を見た気がしました。CD買ったらサインしてもらえました!日本語も上手でした!驚きの才能!音楽語学堪能だなんて!もうセサルさんの虜です!
切ないメロディなのに聞くと励まされるような、そんな癒し系でもあるのにどこか少女ロマンというか、なにかこう、えもいえぬ聖女感が漂うのが不思議な美しい響きを奏でていました。とても素敵でした。最高でした。癒し系、久石譲、坂本龍一なんかが、ケルティックなんかのBGMが好きな人におすすめかなと思った。