コーヘイ

重賞展望

日記


【函館スプリントS】札幌開催やった21年と約半数が除外になった19年を除けば前半32.2~33.4で勝ち時計が1分8秒未満と時計のかかる洋芝でも開幕週ということで高速決着。馬場が荒れてへんから当然前有利で、流石にテンの3F32秒台の年はハナ争いをした馬は残れてへんけどそれでも後方から外を回して届くようなレースにはなってへん。軽斤量の3歳馬の好走が目立つけど今年から古馬との斤量差が小さくなってるからその辺りはあんまり決めつけずに考えたい。もう1つ付け加えるなら軽斤量を活かして好走した馬の大半はある程度前につけてた馬。やっぱり斤量差が効くのはテンのダッシュ時とギアチェンジ時ってことなんかな。血統ではロードカナロア産駒やカナロア経由のストームキャット、ダンチヒらスピード型ノーザンダンサーの血も目立つ。

ブトンドールはその軽斤量の3歳牝馬。とはいえ去年のナムラクレアより2キロ重いからね。マイルや千四でも位置を取るようなタイプやないしゴリゴリの快速スプリンターって感じでもないんよね。開幕週の馬場で後ろからになると流石にどうかなってのはある。トウシンマカオは能力自体はここでは最上位。ただ毎回外枠を引いてるってのもあってまともに揉まれる競馬は未経験。血統的に揉まれ弱さを抱えてる可能性はあるだけに内枠は怖いし、かといって外から差せる馬場かもわからんからね。君はクイーンは前に行けるのは良いけどスプリンターとしては馬格がないだけに高速決着になったら不安。リバーラは速い流れの千四やマイルで垂れてるのを見ると距離短縮+軽斤量で良さが出る可能性はありそう。ただまぁ、これもかなり小さい馬やからね。ウォーターナビレラはこの1年でナムラクレアとかなり差がついたなと。個人的には血統からもレースぶりからもあんまりスプリンター色は強くないように思えるんよね。面白そうなのは去年2着のジュビリーヘッド。前走は皐月賞当日の特殊馬場やし京阪杯は遅いペースを後ろから。洋芝実績があるのも良い。あとはテイエムトッキュウ。近走はダートを使われてるけど血統的には芝。同型馬との兼ね合いにはなりそうやけどテンの速さがある馬やから単騎ですんなり行ければ。最後にムーンプローブ。ハイペースやった阪神JFを外枠から先行出来たことから軽斤量を活かせばこの距離でも前につけられる可能性はあるはず。