コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞はマーメイドSとユニコーンSの2つ。

【マーメイドS】序盤は速くなりにくいものの中盤~後半は緩まずロングスパートで上がりはそれなりに掛かるこのコースらしい傾向で過去5年中4年で前後半差0秒5前後のミドルペース。唯一スロー気味やった21年も1秒2の後傾と極端なスローにはなってへん。問題は馬場で20年以前は開幕2週目。梅雨時で馬場が荒れてくる時期ということもあって勝ち時計も2分前後掛かってたし、ハンデ重賞に出て来るような牝馬にとってはタフな条件やから差し決着も多かったけど21,22年は京都改修による変則日程の開幕週。ロングラン開催に耐えられるようにか、その間阪神はかなりしっかり整備されてこの時期でも時計は出てたし、内が荒れて外伸び馬場になるようなことは年間通じても殆どなかったからね。21,22年のこのレースが前有利になったのもその影響はあったかもしれん。ちなみに今年は京都開催は再開されたけど開幕3週目。先週見る限りではまだ高速馬場の範囲内やし外有利な傾向も出てへんけどどういうセッティングになるかはしっかり見極めたい。血統ではステイゴールド系が特注でボールドルーラー、ミスプロ、スピード型ノーザンダンサー系といったパワーとスピードを併せ持つ血が目立つ。

パッと見てうーんという感じやね。上位人気に想定されてる3頭以外は正直ほぼ条件馬。斤量差でどれだけ詰められるかかな。ビッグリボンは前走本命打ったけど距離は千八より二千の方がベター。長く良い脚も使えるけど牝馬として大型で跳びも大きいし、内回りを器用にせこく回ってくるようなタイプやないからね。いつも通り外回して届くような馬場になるかどうかかな。ウインマイティーは前走京都記念はマテンロウレオにポジションを取られて後手後手に回ったけど最後までしっかり伸びて勝ち馬以外とはそこまで差のない競馬が出来てたし、本来は内回りで先行力や持続力、立ち回りの上手さを活かせるタイプ。ここでは戦ってきた相手が違うし去年勝ってるように適性面の問題もない。流石にトップハンデでも軽視するわけにはいかんかなと。1つ気になるのは転厩で調教パターンが変わったことかな。ストーリアは2走前の中山牝馬Sが52キロやったことを考えれば前走の福島牝馬S1番人気は流石に買われすぎ。ただまぁ、早めに上がって行っての0秒3差5着なら悪くはないしここでは能力上位の1頭。まぁ、気性的な難しさはあるしこれも器用に立ち回るタイプとは違うけど。条件戦を勝ちあがってきた馬たちはちょっとどうかなぁと。重賞級のパフォーマンスを見せた馬はおらんしね。強いて上がるならヒヅルジョウ。斬れる脚はないけどこのコースならそこまで速い脚は求められへんし、先行力があるのは良さそう。あとは馬場が渋ったりして消耗戦の色が濃くなるならホウオウエミーズあたりにもチャンスは出て来るかなと。