痛くしないでね
本日。
プールで泳いでいたら。
腰が。。。
水泳の泳法は、大きく二種類に分かれます。
クロールと背泳ぎ。
平泳ぎとバタフライ。
クロールを逆さまにしたら、基本的には背泳ぎです。
平泳ぎの手足の動きを改造したら、実質としてバタフライです。
で、なにがこの二種類の差分か。
うねるか、うねらないか。
これですね。
クロールと背泳ぎは、体をうねらせる要素がなく(厳密に言うと、意識レベルでは微妙にあるのですが)、かわりに体を左右に回転させる、いわゆるローリングと言われる動作をします。
平泳ぎとバタフライは、左右対称に体を動かすので、ローリングは原理的に起きません。代わりに、上下方向へ体のうねらせる動作をします。
問題は、この上下方向へ体のうねらせる動作は、腰に負担がかかるということ。肩が痛い話を、これでもかというほど書いていますが、わたくしの体の爆弾は、実は肩以前に腰です。医者から「よくこの腰の状態でスポーツしてますね」と言われるほどに腰はマズい状態。けっこうな重度の腰椎すべり症です。簡単に言えば、腰の部分の背骨が、前後方向にズレてしまっています。
背骨がずれるということは、そのズレた部分で脊髄神経を圧迫するということですが、私の腰は既に「要手術」の状態を通り越しています。その状態で日常生活どころかスポーツが出来ているのは、筋力でそのズレを強固に支えることが出来ているから、です。
でもって、本題。
わたしのバタフライのスタイルは完全にスプリント志向なので、体のうねりを極力小さくするスタイルです。うねるいうことは、ジグザグに泳ぐという事ですから、その分はゴールに向かって余計な距離を泳ぐことになります。でも、バタフライはうねることでキックを行い、そして水泳で何よりも大切な荷重移動を発生させます。そのへんの落としどころの見極めが難しいのです。
なのですが、最近の私のバタフライのスタイルは、少しうねって泳ぐ方向に振れています。
もうお分かりですね。
体をうねらせるには、腰を大きく前後方向に動かさなければならない。つまり重度の骨盤すべり症を持つ私には、負担の大きい泳ぎ方なのです。でもって、本日泳いでいたら、一発目のバタフライで腰が痛くなってしまい、全力で泳げなくなってしまいました。
自分の体の状態から、今できるベストなフォームを作るしかありません。
やれやれ、です。。。