コーヘイ

重賞展望

日記


【ユニコーンS】JRAでは世代初のダート重賞ということもあって様々な路線から集結してくるレース。特にこの時期目標とするレースがない短距離馬がお試し的な意味合いで使ってくることが多いため序盤ハイペースになる。それはラップにも表れてて同コースの古馬GⅠフェブラリーSと過去5年の前後半3Fを比較するとフェブラリーSが34.7-36.0なのに対してユニコーンSは34.2-36.5と明らかに前傾色が強い。短距離系の馬がそんなハイペースで入って東京の長い直線を押し切れるわけもなく、差し追い込み馬が台頭するのがこのレースの基本形。様々な路線から集結するということはそれなりにレベルの高いレースになるということで、前走1勝クラス組は過去10年振り返っても3着が最高。勝ち負けに加わるには同世代相手のOPや年上相手の2勝クラスでの好走歴は最低欲しいところ。血統ではストームキャット、ミスプロ、ボールドルーラーといったこのコースらしい血が目立つ。

ぺリエールは同コースのヒヤシンスS1着、全日本2歳優駿3着という結果やダート馬としてはスラっとした馬体からは中央の軽い馬場のワンターンが合うイメージで適性や能力面で大きな不安はなさそう。あとはドバイ遠征明けの状態面かな。グレートサンドシーは末脚を活かすタイプなのは悪くないけど勝ったのは千四でこのコースはヒヤシンスS4着。まぁ、中盤緩んで前残りになった面はあるとはいえ結果は完敗やからね。血統からは軽い馬場の方がベターな感じかな。ブライアンセンスは前走同コースの勝ちっぷりは良かったし、しっかり末脚を伸ばせるタイプでまだ奥もありそう。ただ1勝クラスまでの実績しかないし3月デビューでここが5戦目とかなりの使い詰め。上がり目があるかどうか。ワールズコライドは前走千四での逃げ切り勝ちで距離経験もなし。このレースで買いたい要素はほぼないかなと。オマツリオトコは前走は芝やから度外視で良いとして2走前のヒヤシンスSをどう見るか。斤量58キロに加えて不利もあったけどブービーは流石に負けすぎな感もあるからね。全日本優駿ではデルマソトガケに肉薄したしぺリエールに先着と能力自体はここでも上位。適性があるかどうかかなぁ。穴なら同距離か距離短縮ローテで差す競馬をしてきたタイプを狙いたい。ジャスパーバローズは前走前残りの新装京都でスローながら3着まで追い上げた内容は悪くない。母系はアドマイヤムーンやエフフォーリアが出てる牝系で軽いダートも良さそう。サンライズジークはこのコースで2勝。これも芝血統で軽い馬場で末脚を求められるダートの方が良いのでは。