自然が多いところだからか。家にゴキブリが出た。六月後半、湿気も多く食物の腐敗も早いからなのか。一年に一回くらいゴキブリが部屋にでてくる。ので、一年に一回くらい殺虫剤を使う。なんだかその毒霧が人体には無害とはわかっているけど、どうも絶対吸ったらいけない気持ちになる。一回入るって事は何回も入ってきてもいいようなのに、一年に一回くらいの割合。いったいどういう事なんだろう。よくわからない。織姫と彦星のように私とゴキブリは、この季節に年に一度くらいの頻度で会っている。

　虫といえば、家の中に蟻がよく入ってくる。この季節になると入ってくる。夏になるとなぜかいなくなる。不思議。初夏の涼しい季節にどんどん入ってきてほおっておくとキッチンの砂糖壺に突進してくるので、仕方ないのでアリの巣コロリを購入しておく。するとありがいなくなる。アリさんごめんよ～と仏教でこの場合どんな因果応報がやってくるのかな。と思っていた。因果応報って嘘なんだといつも考えているんだけど。

　そしたらこの前、夫が食卓の上に蟻の巣コロリの中身をバラバラ～と散らかせていた。ぱっと見色が子供のラムネ菓子みたい。食卓の上という事もあり、子供が「なにこれ」とお菓子と思って食べてしまいそうな感じだった。でもそれはありの巣コロリだった。これが因果応報か…アリの巣コロリおいてたら、夫に蟻の巣コロリを食べさせられるところだった。となんとも因果応報を実感していた。いちおう私が気づいた時点で片づけたけど、私と子供はアリとおなじように、アリの巣コロリを食べて駆除されようとしていたのだ。ま、いちおうこれは冗談です。