もえーん

中途半端は精神に悪い

日記

バイクのエンジンのオーバーホールも進んでいるのですが、作業をお願いしている店に出向いてアレコレと直に確認して来ました。


うーむ。。。

おおよそ問題はないのですが、一点重大な損傷が。

ピストンが爆発でシャカシャカ動いてエンジンは出力を得るのですが、そのピストンが上下動する筒の部分がシリンダーです。それで、わたくしのバイクのエンジンは、Vツインという二つのシリンダーがV字状につながって前後に配置されるタイプのエンジンなのですが、空冷(水とかオイルとかで冷却せずに、走っている時にあたる風で冷却する、一番原始的なスタイルの冷却方法)のVツインは基本的に後ろ側のシリンダーが損傷しやすい。なぜなら前にあるシリンダーブロックが邪魔になって風が当たらないので、冷却不足になりやすいから。

でもって、わたくしのバイクのエンジン、その後ろ側のシリンダーの内壁に、傷のレベルを超えた損傷が発見されました。その状態で今までも走れていたわけで、そのままにしても走ることは可能です。ですが、お金と手間をかけてアチコチと直して来たのに、こんなに大きな損傷に目をつぶってしまうのは、釈然としない。

もう20年以上の前のバイクなので、すでに新品パーツは供給されていません。なので、修理をするとしたら、中古のエンジンを買ってきてシリンダーブロックを交換するか、シリンダーライナーを特注で作るかです。
シリンダーと言うのは、その全体は正確にはシリンダーブロックと言い、大雑把に言うと、力を発生させるために爆発を起こすところと、爆発した熱を逃がすための部分との総称で、役割が大きくこの二つに分かれています。力を発生させるところはシリンダーライナー(シリンダースリーブとも言います)という茶筒のような円筒で、中ではピストンが爆発力でシャカシャと動いています。このシリンダーは熱を逃がすための部分とは別パーツになっていますので、交換が可能です。ただ、先述の通り新品はもうメーカー(ヤマハ)から供給されていませんので、これを特注で作ることが出来る専門の工場で制作してもらい、さらにシリンダーブロックから古いライナーを外して、新たに作った特注品をはめ込む、という作業をしなければなりません。

いったいどれだけの費用と時間が必要になるのか全く分からないので、現実的ではないのであれば、使い物になるシリンダーブロックがついていることを願って中古エンジンをダメ元で買ってきて、丸ごと交換するしかありません。

悩ましいな、、、
あしたバイク屋と相談する予定です。

すんません、独り言です。
おやすみなさい。