犬がマズいことに
昨日、膀胱クリーニングの日帰り入院から帰宅したのが18時半ごろ。さっそく当日初のご飯と水に舌鼓を打つ犬くんでした。
その後はなんだかグンニャリしていたのですが、まあ疲れているのかなと深く考えずにいました。
が。。
私が布団に入った2時ごろは、たしか奥さんの部屋にいた犬くんが、4時過ぎ頃にわたしが目を覚ますと、ベッドの下でウロウロしている。そしてトイレから自室に戻ろうとすると、廊下に犬が吐いている。それもかなり大量に。
なぜ吐いたのかも気になったけれど、すでにご飯を食べてから10時間近く経っているのに、こんなに大量に食べ物が残っているのもおかしい。
とは言えとりえずは嘔吐だけだし、明け方前に掛かり付け医もやっていないので、様子を見ようとベッドに乗せて撫でてあげると、すぐに横になって目をつぶるので、大丈夫かなとまた1人と1匹で眠りました。
そして6時ごろ、再び目が覚めると、犬がベッドの上をウロウロしながら、またも吐きそうな素振りなので降ろすと、やはり少量だけれど吐いてしまいました。
それより、なにやら挙動がおかしい。落ち着きなくウロウロと歩きまわり、その歩き方もぎこちない。呼吸も荒い。なんだろうと犬くんの後をつけて廊下を行ったり来たりしながら観察をしていると、ある異変に気がつきました。
あ、おしっこを垂らしながら歩いている。
ただちに家の中に2箇所ある犬トイレを確認したのですが、予想通りまったくオシッコをした形跡がない。我が家の奥さんや子供が取り替えたとは到底思えません。そして昨晩はノンビリさせようと散歩に連れ出さなかったので、外ではオシッコをしていない。つまり帰宅後からまったく排尿をしていないことになります。
マズい、尿道結石だ。
膀胱に溜まった微小な結石をクリーニングしたことがネガティヴに働き、膀胱内で掻き回された石のうち、尿道を通り切れないサイズのものが流れ出て、途中で詰まったとしか考えられません。
掛かり付け医の病院は、自宅兼病院なので電話をしてみたものの、さすぎにまだ6時では出てくれません。
そこで、以前に念の為にと比較的近くの救急の動物病院を探し、2、3件あったことを覚えていたので、ただちに検索して車で15分くらいのところの病院に電話をしたところ、看護師がすぐに出て、丁寧に状況をヒアリングして、そしてすぐに医者に代わってくれた。とても丁寧に説明を聞いてくれたので、もうここしかないと決めてすぐに犬を連れて家を出ました。
わたしは9時から外せない用事があるので、奥さんも叩き起こして同行させます。
ただちにレントゲンと血液検査を行い、果たして尿道に2つの結石が詰まっていることが判明。しかし、膀胱に押し戻すためのフラッシングを行っても、石が動かない。
そうこうしているうちに、掛かり付け医の診察開始の時間になったので、医者からこのまま麻酔を打って、本格的に膀胱に石を戻す処置をするか、開腹しなければならない可能性も考えて、一回の麻酔で処置の仕方のオプションが持てるように掛かり付け医に移動するか、掛かりつけ医と相談してみた方がいいと提案されたため、すぐに電話をして病院を移動することにしました。
移動したところ、もうこれは開腹するしかないということになったのですが、その方法は二つ。
一つは、膀胱や尿道を切開して、なんとか詰まった石を取り出す。
もう一つは、それはやらずに尿路を全く別に確保する、ようは人工肛門を作るような感じで新しい尿道口を作るか。
その一の方が、もちろん自然な状態に戻れるわけですが、再び起きるであろう同じことの問題の先送りをするだけとも言えます。今回の石が詰まったところは、特に詰まりやすい部位らしく、その直前で尿路を確保して、そのまま体の外に出してしまった方が、今後の結石の詰まりの予防になるとともに、仮にまた詰まっても、処置が楽になる。
この処置をすれは、実質的に犬くんのオチンチンはまったくの無用の長物となり、さらにオシッコはメスのようにしゃがんですることになります。それは忍びないと感情的には感じますが、犬くんの全体的なQOLとしては、やるべきでしょう。
ということで、しばらく前に手術は無事に終了。経過観察が必要なので、3日から1週間の入院です。
さきほど様子を見に行きましたが、もう心細そうに吠えて、私の指をケージごしに一生懸命に舐めてきます。
ごめんね、犬くん。
でも、元気そうで良かった。
早く良くなってね。また来るよ。。。
もえーん
2023/07/10 03:02:29
オスの座りションはよくありますが、その逆もあるとは知りませんでした。
犬の生活としては、今回の手術をした方が快適になるともいえるので、良い方に考えたいのですが。。。 費用が。。。
・とんとん・
2023/07/08 23:05:54
知人たちの飼っているワンちゃんのうち何匹かのメスが片足をあげてオシッコをします。
縁石に片足を乗せてしたり、塀に足をかけてしたりもします。
身体が汚れないようになのかなんでなのか分からないそうです。
そして何匹かのオスは腰を落としてオシッコします。
それがわかってから、「オス=足をあげて用をたす」とは言えないのだなと思うようになりました。
結石が排出されやすくなって膀胱クリーニングが無くなるといいですね^^
もえーん
2023/07/08 21:16:00
皆さん、ありがとうございます。
犬くん自体は処置をしてスッキリしたのか元気だったので、予後が悪くなければ問題なく帰宅し、その後は慣れないオシッコの自主練習をすることになります。
医者曰く、この手術をすると何故なのか分からないけれど、オスは足をあげて排尿するマーキングスタイルをやめて、メスの様に座りションになるらしいのです。マーキングスタイルだと自分の足にオシッコがかかるので(肛門とチンチンの付け根との中間あたりに、新しい尿動口があります)、自然とやめるのかもしれません。
というかウチの犬くん、家の中のトイレでオシッコするときは、従来から何故か座りション。マーキングする意味がないことを理解しているのかもしれません。。
なお、オスの膀胱から尿道にかけての形状というか経路は、非常に結石が排泄されにくい構造なのですが、座りションスタイルは結石が排泄されやすい体位になるため、医者的には膀胱クリーニングの必要がなくなることを期待しているようです。なるほど。。。
ごま♪
2023/07/08 21:01:14
心配ですね。
早く元気になってほしいです。
・とんとん・
2023/07/08 19:00:45
手術、無事に終了されて良かったです。
どれだけ大変だったか心配だったか、想像するだけで胸が苦しくなります。
犬君ももえーんさんもご家族もお疲れ様。
早く良くなってね。お大事に。