コーヘイ

重賞展望

日記


セレクトセール初日(1歳)で28頭が1億円超えやとか。年々インフレして凄いことになってきたなぁ。今週末の重賞は函館記念と函館2歳Sの2つ。

【函館記念】18年はスローで仕掛け所も遅く前や内有利で19年は道中の緩急が少ないミドルペースで前有利。20~22年はハイペースで差し馬の好走も目立った。小回りコースらしく基本はペースはそれなりに流れるし中盤も緩みにくく持続力勝負になりやすい条件。あとは洋芝の最終週やからね。パワーやスタミナは当然求められるし洋芝実績があるに越したことはない。血統ではステイゴールド系やロベルトが目立つ。ミスプロやハーツクライもまずまず良さそう。

ローシャムパークはセントライト記念ではGⅠ級の2頭には完敗やったけどセイウンハーデスやラーグルフには先着したように能力自体は重賞級。ただ3代母がエアグルーヴで跳びも大きめやから本質的には大箱コースの中距離+綺麗な馬場がベストな印象。小回り函館の最終週という条件が合うかどうかは微妙かな。アラタは函館で3勝を挙げてるし小回り巧者やから合いそうな感じはするけど去年6着やし前走巴賞を勝ったのも巴賞の連対馬がこのレース絶望的な成績なことを考えたら前向きには捉えにくい。あんまりタフ馬場になりすぎると良くないんかな。ドーブネも相性の悪い巴賞2着馬やしディープ産駒もこのレース勝ってへんからね。細かいこと言うと距離もベストは千八な感もあってタフな二千ではどうかな。前有利な馬場や展開になればという感じ。ブローザホーンはスタミナがありそうなのは良いけど長めの距離を使うようになって良さが出てきた感はあるし、二千以下を使ってた頃は位置を取れへんかったからね。ここでは追走面での不安はどうしても出てきそう。穴っぽいところではまずルビーカサブランカ。前有利やった巴賞を後方から差して来て届かずはいかにもここでの巻き返しパターンやしこの馬にとって千八は明らかに距離不足で斤量57キロ(牡馬換算で59キロ)も堪えた。あとは七夕賞でも挙げたスタッドリー。距離はこれくらいがベストやろうしパワーや持続力が活かせそうなこの条件は合う。イクスプロージョンも面白い。何故か左回りばっかり使われてるけどバレークイーン牝系ならパワーやスタミナを活かせる今回の条件は悪くなさそうやしオルフェーヴル×シンボリクリスエスという構成もここ向き。キングオブドラゴンは小回り2000は若干短い気もするけど時計が掛かっての持続力勝負なら。能力自体はここでは上位。最後に去年みたいに雨でズブズブの消耗戦にでもなるならハヤヤッコは押さえなあかんやろうなと。