ゲシュ崩ログ 316 減ったウシガエル
環境が変わって動物が絶滅するという事が、いまいちピンとこなかった私の住んでいる地域でも、近頃ウシガエルが減った気がする。
まだコロナ前、数年から十年前までは、ここら近辺の川から、毎年夏になると騒音といえる程、ウシガエルの鳴き声が聞こえてきた。でも近年、そのウシガエルの鳴き声が聞こえなくなった。
「そういえば最近、夏にウシガエルが鳴かなくなったような気がする。」
と神(夫)に聞いてみたら、
「確かに聞こえなくなった」
と地元民もそう言っていた。コロナ前はまだ鳴いていたような気がするんですけど。閑静な田舎の夏の風物詩といえたウシガエルの鳴き声。あの鳴き声が聞こえなくなって、なんだか本当に地球の環境ってこんなに簡単に変わってしまう、生命は絶滅してしまうものなんだな~としんみりした。今日、21時からテレビでもののけ姫という映画が放映されるけれども、なんだかもののけ姫の物語ではないですが、自分たちの住んでいる場所が便利になって都会化していくすばらしさと、自然が破壊されていく事に対する危うさ恐ろしさじゃないですけど、似たようなものを感じたというか。なんだか住んでいる場所のウシガエルの減少によって、もののけ姫の映画のテーマは、あんな昔の映画なのに全く古びないどころか、ますます時代を象徴していくというような、人間の普遍的な根底の道理を描いている映画だなと思うんです。確かもののけ姫は安土桃山時代あたりかそんくらいの時代を描いたテーマだったと思うんですけど、古びないと思っている私って、そんな時代の感覚で令和時代に生きてる人間なんでしょうか…。モダンになりたいです…。モダンガールになりたいです。
子供が金魚を飼いたいというので、金魚を飼い始めた。子供は動物の事、生物をなんだと思っているんだろう?令和時代の人間は社会の中で何をどう考えていくんだろう。ここ百年弱で、社会はどんどん変化した。いったいどうなるんだろう。これから生きていく子供にとって生きやすい楽しい社会になって欲しいものです。もののけ姫能な私はそう考えました。そういえば、金魚の名前をつける際、赤と黒の金魚だったから、
「ブラックジャックとピノコという金魚にしよう」
と私が提案したら、
「お前のその感覚、古すぎる」
と神に言われてしまった。自分より年上に…。そうかもしれん。安土桃山時代な感覚ではなく、時代の最先端の人間としてものを考える大切さをひしひしと感じる。