セカンド

打ち上げ花火

小説/詩

夏の海
潮風が優しく吹く

やがて陽が沈み
少し冷えた風が頬をなぜる

岬の影から打ち上げ花火が見える
いくつもいくつも音を立てて

固まった白い小さな貝殻が二つ
波にさらされていた

それは私たち
さよならの言葉が言えない私たち

砂浜に座る二人

明け方までここに居るのかな

手を握る
その時に岬の花火が砕けた

遠い空に赤いと青の大輪が舞う
波の音と潮風が二人を包む

打ち上げ花火の中にあなたを探している
そんな私がいる

手を放し
海に向かってあなたの名前を叫んだ

応えるように
さらに大きな青い花火が空に咲いた

ときめきが
私の中にさらに大きく咲き誇った



行きつけの喫茶店のマスターの奥さんが
長岡の花火大会の動画を見せてくれました。

何となく思い出していたら浮かびました

ついでにこの歌もなぜか浮かんできました
「ラストショー」浜田省吾
https://www.youtube.com/watch?v=dA8tUZBFPeM





  • セカンド

    セカンド

    2023/08/07 22:12:50

    Reimy 様

    遠くの岬の影から見える打ち上げ花火
    二人だけの世界がそこに広がる

    浜辺を独り(二人)占め的な
    なんて良いですよね

    長岡の花火って迫力満点
    凄いですね

    ハマショーはやはりライブですよね
    ライブの画像がなぜか上手く載らなかったので残念


    奈柚 様

    自分もかなり近くで打ち上げ花火を見たことがあります
    きれいだけど怖かったです(河口湖・・・灰はとんでこなかった^^)

    ん~
    ガラスの靴より木の下駄が素敵?

    王子ではなく将軍のお世継ぎが
    下駄を持ってお姫様候補を探す・・・なんて

    最近頭の中がパンクしていて詩っぽい言葉が出てきません
    鈍る脳みそ

    週に一度は無理やり日記を書くか・・・









  • 奈柚

    奈柚

    2023/08/07 13:50:25

    打ち上げ花火を会場で見たら降ってくる灰で全体的に黒くなってしまい、浴衣も顔も慣れない草履を履いた足も悲惨な事になった思い出。

    0時までには帰れってシンデレラってそういう意味だったん?!

  • Reimy

    Reimy

    2023/08/07 08:55:16

    花火会場や自宅付近から花火を見ることが多いけど、
    海辺の波音、遠くに花火、、、ロマンチックな景色が浮かびます。
    涼やかな海風感じながら花火を見るなんてステキですね。

    ハマショーの曲、初めて聴いたけど、歌詞に共感。
    20代とかって、そんなだったなあなんて、甘酸っぱい記憶を思い出しました。(*^^*)