コーヘイ

重賞展望

日記


夏の甲子園も始まって楽しいことが多い時期ですね。勿論夏競馬も。今週末の重賞は小倉記念と関屋記念の2つ。

【小倉記念】直線を目一杯使っての位置取り争いになるから極端にスローになることは少なく、残り1200ちょっとの地点からずっと下りと平坦なことで中盤~後半もほぼ緩まずロンスパ持続力戦がこのコースのデフォルト。かなりタフになることから逃げ切りは至難の業で過去10年振り返っても逃げ切りはゼロ。とはいえ開催前半に行われるレースやから後方から外を回すのも厳しく、特に1分56~7秒台の決着の時は好位で進めた馬や内枠の好走が目立つ。1つ注意したいのは去年一昨年は変則日程で7月も小倉開催があって19年以前は開幕2週目の施行。馬場のセッティングとしては20年が1番近くなるんちゃうかなと。その20年はかなり速い流れで勝ったアールスターは中団のインから抜けてきて2,3着馬は4角こそ外に出したけど内枠で道中も後方のイン。血統では昔からトニービンを筆頭にナスルーラ系が特注で近年はヴァイスリージェントも目立つ。

マリアエレーナはまず前走が不可解というか不満で、条件や能力を考えれば突き抜けてもおかしくなかったはず。まぁ、平坦の方がベターな感はあるし基礎スピードや持続力を問われて良いタイプで去年ジェラルディーナに完勝したようにここはベスト。エヒトは決め手勝負は苦手で前走は中緩みと仕掛け所が遅くて展開不向き。去年の七夕賞やチャレンジCの内容からも小回りである程度流れての持続力勝負ならここでは上位の存在。ククナは前走七夕賞は内や前が恵まれたレースで最高の立ち回りが出来てた。速い流れへの耐性の裏付けには乏しいしある程度人気になることを考えると重視はしたくないタイミング。ゴールドエクリプスは前走マーメイドSは異常なハイペースで前崩れが向いた感はあるし、その上で上位3頭には斤量差がありながら力負け。相手関係的にもプラス要素は少ない。穴っぽいところならまずカレンルシェルブル。斬れる脚はないけど長く良い脚を使えるタイプで一昨年のこのコースでの2戦の内容も良い。ハービンジャー×トニービンという血統もここに向きそう。前走みたいに極端に後ろからの競馬はやめて欲しいんやけどね、あとはこれもハービンジャー産駒で母系にトニービンも入ってるスタッドリー。この馬も長く良い脚を使えるタイプで距離的にもこれくらいが良さそう。ただ七夕賞、函館記念と続けて除外になったことで状態面は気になるところ。最後にカテドラル。使える上がりに限界のあるタイプやから持続力勝負になりやすい小倉は合う。これもトニービン持ちで去年4着。