Keep my head up今日の小さな幸せ

にゃんた

毎日、一個は良い事が有る筈なので、小さなことでいいから、幸せを噛みしめつつ、一日一日を過ごしていこうと思います。(*^_^*)

最後の、恋?

小説/詩

「君に見せたかったんだ、俺のお気に入りの場所、」そうあなたは言ったわね、


バイクの後ろに乗せられて連れて行かれた海に向かって傾斜する草原、

初めて来た訳じゃ無かったけれど、

他のバイク乗りの人にも連れてこられた事が有ったけど、

バイク乗りってココがお気に入り?の人多いのかな?なんて思いながら、

初めてて見た時、どう思ったか思い出そうと必死だったわ、

「怖い位ね、滑り落ちたらお終いね、自殺の名所?」

まっすぐ、あなたの目を見て初めて来た振り、


高校の一級上で、その頃憧れだった人の親友だった。

いつも相談相手になってくれてた、

通学バスが一緒になった時、ラッシュの人込みから、

私が潰されないように、壁ドン状態で、頑張ってくれたわね。

そして、駅で降りたら、公園を抜けて

家まで送ってくれたのを覚えているわ。

あなたは汽車通学だったのを後で知りました。

大学に入って、帰省の時に、

駅への道を歩いていた私を見つけて、友達の車で実家まで送ってくれたわね、

それから、実家のお店の近くで、夏休みのバイトを始めたあなた。

家に電話をかけてきて、「今度の日曜ドライブしない?」って、

「バイクで迎えに行くから、スカートはダメだよ。」って、

ちょっとドキドキ、チョット期待の、友達以上恋人未満?

だからね、崖の上の草原の上で、黙って見つめてきたあなたに

言っちゃったの

「キスしてもいいよっ」て、目を閉じた。

あなたのキスは優しかったけど、キスの瞬間気が付いちゃった、

コレが最初で最後のキスね、

恋人未満で居ればよかったのかな?

でもねっ、もう恋人になりたかったのよ。

もうね、好きになっちゃってたのよ。

何がいけなかったのか?今も解らない夏休みの思い出、

今も心に残る人、せ・ん・ぱ・い