遅いとも速いとも
昨晩にも日記更新するようなことを言っておきながら、酔っぱらって寝てました。
ということで、一日遅れの復活です。
なにを書こうかなと思うのですが、すでに老化現象で3日くらい前のことは忘れてしまうので、思い出しながら。。。
とりあえず、まいどのつまらない水泳の大会の話でもしておきますかね。
先週末、先月に引き続き水泳の大会でした。初めてのプールでしたが、妙に水がぬるいのが印象的でした。30℃を切るかどうか、くらいでしょうか。一般的には28℃くらいなのかと思います。まあ私の通っているジムのプールは完全に欠陥商品なので、夏場は33℃くらいまで水温が上がるので、それに比べれば冷水ですけどね。
結果? 酷い結果でした。
それにしても、大会に出ましたと言って、良い感じでしたという報告をしたことがありません。ありませんが、じゃあ私はそんなにも遅いのかというと、実はそれは何を基準にするか次第、なんですね。
例えば、わたくしは水泳を始める前はずっとマラソンをしていたわけですが、いちおうフルマラソンを3時間台の前半、いわゆるサブ3.5で走っていました。
一般的に、サブ3.5でフルマラソンを走れるというのは、「かなり速い」と認識されると思います。良くい言われるのは、マラソンを走るランナーの内、サブ3.5を達成できるのは男性に限定しても上位10%前後とされています。ここで話の俎上に上げたいのは、この「マラソンを走るランナー」とは、具体的に誰を指すのか?ということです。
だいぶ沈静化していますが、10年かそこらほど前からマラソンブームというものありました。
マラソン?
マラソンとジョギングの差って、なんでしょうね。
要するに、マラソンランナーと一口に言っても、その裾野が途方もなく広いのです。マラソン大会と呼ばれるものに出場すると良くわかりますが、参加者の相当数は、到底ランナーと呼べるようなレベルにありません。特にイベント性の強い大会ほど、その傾向は顕著です。5キロ、10キロ程度のフルマラソンではない大会になると、たまに家の近所をトロトロと走っているだけというレベルであろう人が膨大に出場しています。
そういうレベルの人も「マラソンを走るランナー」としてカウントすると、「マラソンを走るランナー」全体の平均的なレベルは極めて低いものになります。
一方で、水泳はどうなのか。
「マラソンを走るランナー」という言い方に揃えて「水泳をするスイマー」という言葉をつくりますが、実態としてこの「水泳をするスイマー」の中で、先ほどの「たまに家の近所をトロトロと走っているだけというレベル」のスイマーは、あまり水泳の大会などには出てきません(まったくいない、とは言いませんが)。
マラソンは30分単位でレベルを表しますので、サブ3.5の一つ下のレベルはサブ4.0となりますが、「たまに家の近所をトロトロと走っているだけというレベル」の人は、このサブ4.0に到達することも通常では到底できません。出来たとしたら、相当な身体能力を持つ人です。おそらく「たまに家の近所をトロトロと走っているだけというレベル」では、完走すらおぼつかないでしょう。サブ4.0は、決して遅くありません。一般論的に言って、マラソンランナーの上位陣です。
何が言いたいかというと、水泳の大会には、マラソンでいうところのサブ4.0レベル以上の人しかほとんど出てこない、ということなのです。なんであれば、出場者の結構な数が、若い頃にガチの競泳を経験してきた人たちなのです。
という事で、「私はそんなにも遅いのか」という冒頭の問いに戻るわけですが、先述の水泳大会の出場者という枠組みをベースに言うのであれば、確実に「遅い」です。しかし、仮にマラソン大会の出場者という枠組みでいうのであれば「速い」のです。
私の水泳大会での成績は、下から数えた方が圧倒的に早かろうというレベルです。しかしジムのプールで泳いでいる人で、私の泳ぐスピードで泳げる人は、そう多くはないはずです。
自分がサブ3.5ランナーであったことは、十分に誇らしいことだと思います。
一方の水泳での屈辱的な成績で、じゃあ私は自分のことを卑下しているのかと言えば、そんなことはありません。これ以上に落ちる先などないのですから、ほんの少しでも速く泳げるようになるまでです。
そういう事なので、来月の大会はスキップしたので、10月の大会に向けてまた練習をすることにします。なにしろリレーに組み込まれてしまいましたので、何とか少しでも他のメンバーの足を引っ張らないようにしないと。。
ではでは。。