過ぎゆく夏

夕立、結構激しく降って、雷鳴も聴こえてたんですが、

その後、遠雷…？と、思ってたら〜

打ち上げ花火が上がっていました。

遠くの空に、赤や緑の球状に開く星が観えて

少し遅れて、遠雷の様な音が響いてきてました。

暗い窓辺で、お友達と二人、並んで観る花火は、今年は最後かしら

また違う催しで観ることもあるかなぁ〜

カメラレンズ越しだと小さくて、頼りない感じだけれど、

この目で観る花火は、過去に観てきた花火で体感した

空気が振動して、身体の中まで揺さぶられる様な体感を

記憶を呼び起こしてくれて、

あの日のまだ若かったわたしたちのことを、

いろいろ思い出して、

これまでの長い時間の旅を、しみじみ思ってしまいます。

後悔も嘆きの時も、幸せな瞬間も、

あれはあれでよかったんだ、と、思える様になった。

歳をとった。

あとどれくらいの時間を一緒に過ごせるんだろう…

大切に過ごして行きたい。

夏の終わり、来年もあると思えてた、幼いわたし

もう無いかも知れないと、すこしずつ思わなきゃならない、今のわたし

今年も過ぎてゆく