コーヘイ

重賞展望

日記


【京成杯AH】中山外1600は最後の直線の急坂までほぼ下りで構成されてることから重賞ともなると前傾ラップ、中盤も緩まへんのが基本形。過去5年でも逃げ馬不在でレベルも低かった22年こそややスローで流れたけどそれ以外の4年はミドル~ハイで流れてる。基本的にはハイペース耐性のある馬や締まった流れで好走出来る馬を狙うのがセオリー。意識したいのは馬場で、昨日も書いたようにここ数年この開催は時計レベルがバラバラ。19年と20年なんて同じ馬が連覇したのに勝ち時計が3秒6も違うからね。斤量が3キロ違ったとはいえこれは異常。まずは土曜でしっかり見極めたい。一時期は開幕週でも差しが届きやすい印象やったけどここ数年10番人気以下で馬券に絡んでるのは前に行った馬。血統ではこのコース向きなイメージはないけどディープやハーツの血が目立つ。あとはダンチヒ、サドラー≒フェアリーキングらノーザンダンサー系の血も良さそう。

ソウルラッシュは高いレベルでは速い脚がない馬やから道悪や締まった流れで上がりが掛かった方が良いタイプ。そういう意味では中山マイルは悪くないけど気になるのは今年は少頭数が濃厚でペースが落ち着く可能性もあることかな。上がり勝負やと斤量59キロも余計に響くやろうしね。シャイニーロックやグラニットに引っ張ってほしいところ。インダストリアはそこまで長く脚が続かん馬で戦績や血統通り中山巧者。ただこのコースも3戦3勝ではあるけどどれもそこまで速い流れではなかったからね。しっかり流れて開幕週らしく前有利な馬場で追走力が問われた時にどうか。ラインベックは速い脚はないけどダラッとした流れが合うタイプで前走はもう少しペースが流れて欲しかったかなと。近走は安定してるし先行力もある。中山も問題ない。夏場使ってきてるからデキ落ちがないかは心配やけど。アスクコンナモンダは前走は出遅れに直線進路を切り替えたりとロスはあったけど開幕週で最内をロスなく進めたことを考えればここで人気になるほどの内容でもなかったかなと。2走前も時計は翌日の未勝利戦と0秒3差、マイラーズCとは差があったしね。馬場が渋ってどれだけやれるかという感じ。ウイングレイテストは血統のイメージと違ってワンターンで直線の長いコースに実績のある馬。斬れる脚はないからある程度速い流れを先行する形がベストかな。穴っぽいところならまずは前に行ける馬からシャイニーロック。マイラーズCでも強力メンバー相手に残り1F切ってまだ先頭やったように単騎で気分良く良ければしぶといタイプ。ただグラニットとの兼ね合いは気になるとこやね。逆に後ろからはメイショウシンタケ。速い脚はなくてペースが流れて良さが出るタイプやったけど前走なんかは新潟でややスローの流れやったとはいえ32秒台の上がりを使って5着まで来たあたり力をつけてきてるのは間違いない。流れが速くなれば差し込んできてもおかしくないはず。