コーヘイ

重賞展望

日記


【神戸新聞杯】4年ぶりの阪神外2400での開催。阪神外2400は前半に直線の急坂、角度のきつい1~2コーナーがあることでスローになりやすい形態な上に菊花賞のTRということもあってどの馬も折り合い重視で序盤~中盤のペースが上がることはほぼなく、ラスト4F(たまに3F)の末脚勝負が基本形。それでもタフなコースやからか特別前有利という感じもなくシンプルに末脚性能が問われるレース。ダービー好走馬の信頼度は高い。血統では高速馬場+大箱コースでスローからの決め手勝負らしく主流血統が普通に強い。それに加えてスピードの血を併せ持ってるとなお良い。

ハーツコンチェルトは良くも悪くもまだ緩さのあるハーツ産駒といった感じで器用さや先行力はないから大箱コースでこそ。瞬時に加速できるタイプではないから19年みたいな極端な上がり勝負になるとどうかなってのはあるけど常識的なペースなら普通に有力かなと。ただまぁ、これもハーツ産駒の若駒らしさやけど差し損ねの可能性は常にあるタイプではあるからアタマ固定とかは危険かも。ファントムシーフも大跳びで広いコースの方が力は出しやすそう。ただこのゴリゴリの欧州血統やと野芝オンリーの高速馬場での決め手勝負やと軽いスピードや斬れが不足するのでは?って気も。サトノグランツは前走ダービーは大外枠で後方から外を回す競馬であの展開ではどうしようもなかった。これまでのレースを見ても勝負所での反応は渋いように見えても最後までしっかり脚を伸ばせる持続力型で長めの距離やタフなコースで良さが活きそうなイメージ。これも極端な上がり勝負よりはロンスパ戦がベスト。サトノダイヤモンド産駒ってのも早い時期は緩さが目立ってただけに秋になって成長してる可能性も充分。ナイトインロンドンは父グレーターロンドンというより母系のメジロマックイーンやアリダーの血を色濃く受け継いでるような感じで速い脚はないけどスタミナを武器に粘るタイプ。高速馬場のスローで同じ位置からのヨーイドンで勝つイメージはないからある程度の位置は取る必要がありそう。穴っぽいところならマイネルラウレア。スタートが遅いからとにかく毎回後方追走になる馬で京都新聞杯もドスローの展開を考えればよく追い上げた方。今回はそこまで追走力は求められへんし直線急坂コースに替わるのも良さそう。