登山の日
こんばんは!3日(火)は、北海道から東北北部では昼頃まで雨の降る所があり、
所により雷を伴いますが、次第に天気は回復に向かうでしょう。
東北南部から九州は午前中は概ね晴れますが、
午後は西から次第に雲が広がる見込みです。
また、九州南部では夜には雨の降る所がありそうです。
南西諸島は雨が降り、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。
【秋に行きたいお出かけスポットは?】
A、北海道では大雪山山系の初冠雪を観てみたいです。
【登山の日】 とざんのひ mountain climbing Day
☆10月3日は「登山の日」です。
日本山岳会が1905年(明治38年)10月に発足しました。
そして「と(10)ざん(3)」(登山)と読みます語呂合わせから
定められました。
★感謝
山に登ることで雄大な自然に触れ、自然のすばらしさを知り、
その恩恵に感謝する日とされています。
<概要>
〇登山の日の制定
平成4年(1992年)一般社団法人日本アルパイン・ガイド協会の
呼び掛けにより、日本山岳会が制定した記念日です。
〇公益社団法人 日本山岳会 さん
The Japanese Alpine Club
「登山の日」が制定されました当初は、
10月3日~10月11日の9日間を「登山週間」として
登山奨励イベント等を開催したり、
都内で大規模な登山奨励イベントが開催されたりしていましたが、
長続きせず「登山の日」は定着しませんでした。
@現在
大規模なイベントは開催されていません。
@あまり盛り上がっていない
「登山の日」にSNSで自分が登山をした山の画像をUPにしたり、
登山の楽しさや登山に関する注意喚起等をする人がいますが、
あまり盛り上がっていないようです。
〇8月11日の「山の日」との違い
@山の日
山に親しむ機会を得て、
山の恩恵に感謝することを趣旨として、
平成26年(2014年)に制定された祝日です。
平成28年(2016年)1月1日に施行されまして、
その年の8月11日が最初の「山の日」でした。
〇「山の日」と「登山の日」の違い
@日にちが異なる
・「山の日」 :毎年8月11日
・「登山の日」:毎年10月3日
@祝日と記念日の違い
・「山の日」 :国が制定しました国民の祝日
・「登山の日」:公益社団法人日本山岳会が制定しました記念日
@制定年が異なる
・「山の日」 :平成26年(2014年)に制定されまして、
平成28年(2016年)1月1日に施行されました。
・「登山の日」:平成4年(1992年)に制定されました。
@認知度が違う
・「山の日」 :国民の祝日ですので認知度が高く、
日本各地の山でイベントが開催されたりSNSも
盛り上がります。
・「登山の日」:記念日ですので認知度が低く、
特別なイベントが開催されておらず、
SNSもあまり盛り上がっていません。
〔10月、初冠雪が美しい北海道大雪山系の山〕
〇二ペソツ山
北海道の東大雪にあります標高2013mの山です。
北海道十勝総合振興局管内新冠町(にいかっぷちょう)と
上士幌町(かみしほろちょう)の境にありまして、
標高2000mを超える山としては国内で最も東に位置しています。
そして、日本二百名山に選定されています。
@百名山に選定されず
「日本百名山」の著者であります深田久弥(ふかだきゅうや)さんが
二ペソツ山に登頂されましたのは「日本百名山」の執筆後の為、
残念ながら百名山には選定されませんでした。
★まぼろしの百名山
深田久弥さん「日本百名山を出した時、私はまだこの山を見ていなかった。
二ペソツには申し訳なかったが、その中に入れなかった。
実に立派な山であることを、登ってみて初めて知った。」
このように著書に記しておられますことから、
「まぼろしの百名山」といわれています。
@圧倒
丸みを帯びた山が多い北海道には珍しい鋭鋒です。
前天狗から望みます二ペソツ山は美しくも迫力に満ちておりまして、
見るものを圧倒します。
@絶景
主尾根に出ますと遮るものが無く・・・
・ウペペサンケ山
・トムラウシ山
・石狩岳
これら大雪山を一望することが可能です。
又、360度の絶景続きで、どこをとりましても絵になります。
@ナキウサギが生息
ガレ場にはナキウサギが生息しています。
本来は臆病で滅多に姿を見せることの無いナキウサギですが、
行き交う登山者が少なく静かな二ペソツ山では、驚くほど警戒心がありません。
運が良いと、小さく愛らしい姿を見ることが出来る可能性もあります。
〇二ペソツ山「幌加(ほろか)温泉コース」基本情報
@標高
2013m
@標高差
約1300m
@距離
・登山口から :片道約12、5km
・登山道取付地点から:片道約10、5km
@標準タイム
登山道取付地点から登りが約6時間で、下りが約4時間10分です。
*休憩無し、日帰り装備
@難易度
上級
@水場
あり
@山小屋
無し
@トイレ
・登山口 :簡易トイレあり
・前天狗野営指定地:携帯トイレブースあり
@山開き日程
通年で登山可能な為、「山開き」はありません。
@登山についてのお問い合わせ先
☆上士幌町観光案内所
電話番号:0156-44-2224
営業 :9:00~17:00
(7~8月:8:00~18:00)
定休日 :水曜日(祝日の場合は翌日)年末年始
二ペソツ山「幌加内温泉コース」は、登山繰りから往復約25kmです。
所要時間は約11時間を超える健脚者向けのロングコースです。
長らくメインルートでありました「十六の沢(杉沢)コース」は、
2016年の台風で登山口への林道が崩壊して通行止めになりまして、
復旧のめどが立っていません。
その為・・・
廃墟と化していました「幌加温泉コース」が整備され、
2018年より利用出来るようになりました。
ここが現在地用出来る唯一のコースです。
ルートには沼や樹林帯、ハイキング気分で歩くなだらかな大地もあれば、
ロープを頼りに登る急登もあり、実に変化に富んでいます。
体力のある登山者なら、陽の長い時期に早出しますと日帰りが可能です。
一般的には「前天狗野営指定地」又は「天狗のコル野営指定地」での
1泊を前提にすることが推奨されています。
問題 北海道の山の気象条件はプラス???mで考えないといけません。
???mに含まれます数字を教えてください。
1、1000
2、 500
3、 300
ヒント・・・〇正解の数字
山の厳しさを図るときに標高を尺度にすることがあります。
北海道の最高峰は大雪山系旭岳(あさひだけ)で、2291mです。
道内に百名山は9峰ありますが、
9峰中5峰が2000m未満です。
北アルプスを経験されている方からしますと、
2300mに満たない山々は難易度が低いと思うかもしれません。
北海道の山に限りますと、
標高を額面通りに受け取ることは出来ません。
厳しい気象条件等を考慮して、標高はプラス???mで
考えないといけません。
お分かりの方は数字もしくは???に含まれます数字をよろしくお願いします。