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ヤマトイモ

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おみくじ

こんにちは!高気圧に覆われ、日中は全国的に晴れる。

夜は関東甲信でにわか雨。
最高気温は平年並みか高く、東海以西は夏日の所も。

【ヤマトイモ】 大和芋 Dioscorea polystachya

            Japanese yam(Dioscorea spp.)

☆ヤマノイモ科のつる性多年草の芋で、
 奈良県在来のツクネイモの品種です。

<概要>

〇ヤマトイモ

@料理法

 ・山かけ
 
 ・和菓子の材料 等

@生産地

 ・御所市

 ・天理市 他

@ツクネ芋

 江戸時代の農書であります成形図説に
 「大和宇多郡、宇智郡に産するツクネ芋」の記録があります。

 [成形図説(せいけいずせつ)]

  江戸時代の代表的な農書の一つです。
 
  薩摩藩主島津重豪(しげひで)公(1745-1833)が
  数多くの書物編纂事業の一環として作らせたもので、
  医師で蘭学者の曽槃(そはん)さんと
  国学者の白尾国柱(しらおくにはしら)さんの2人が
  実際の著述にあたりました。

  曽槃さんはこの薯の他にも多くの本草書を著しています。
   
  本書の内容は・・・

  ・農事          ・五穀

  ・蔬菜(そさい)     ・薬草

  ・樹竹

  これらの各部門に分けられました。

  初め全100巻の計画で原稿が纏(まと)められましたが、
  寛政直後に火災の為に焼失します。

  のち1831年(天保2年)になりまして30巻が復刻されました。

  各作物に関する記述は詳細でありまして、図版も正確で、
  当時の類書中で卓越したものの一つであります。

  それだけに70巻が失われたことが惜しまれます。
  尚、図版は大抵の刊本が黒白刷りでありますが、
  ごく少数部だけ彩色刷りの特製本が発見されています。
  これは将軍家や有力大名家への贈呈用であったと推測されています。

 薯(いも)が球形したものをツクネ薯群と称しまして、
 大和いもは表皮が黒皮で形が整っていまして凹凸が少なく、
 肉質が緻密で粘りが強いです。

〇奈良県

新聞記事29 大和いも収穫1.5倍 奈良 H18.11.9 より抜粋

@県中部農林巣咽喉事務所が始動 伝統の野菜を広めたい

 種イモの新増殖に成功

 大和の伝統野菜として認定されている「大和いも」(ヤマイモ)の
 種イモ購入コストを10分の1に削減する大量種イモ増殖法に、
 県中部農林振興事務所の指導で取り組んでいた御所市池之内の
 生産農家の畑で8日までに、イモ掘りが行われ普通の1、5倍の収穫量があり、
 新増殖方が成功した。
 来年からもこの方法で本格的に栽培して「大和いも」の生産増を目指す。

 大和いもは御所地域を中心に古くから栽培され、
 正倉院文書によると、千三百年前の奈良時代に天皇に献上されたとある。

 昨年十一月には大和の伝統野菜に認定された。

 排水の非常にいい土壌に適しているとされ、
 御所山ノ芋部会(山本長茂会長)の約三十人が御所市櫛羅、
 池之内の地域で約十ヘクタールの「大和いも」を栽培している。

 また、大和いもはヤマイモの高級品として知られ、
 一キロ千円から千五百程度で販売されているが、
 種イモが硬化なのがネックだった。

 このため、県中部農林振興事務所が五年前から
 愛媛県で試験的に行っていた増殖法を参考にして、
 昨年四月から御所山ノ芋部会の辻井義治副会長(六十六)ら
 五人の生産農家とともに大量増殖方に取り組んでいた。

 従来の種イモ増殖法法はイモを五、六十グラムくらいの大きさに
 ミカン切りして一年で育てるのに対して、
 大量増殖法は、イモを輪切りにしてさらに分割、
 五ー七グラムに細かくして約一年間地中で養成。
 十ー十五グラムになったのをそのまま植える。

 大量増殖法は植えてから収穫まで二年と従来の二倍かかるものの、
 種イモ代が十分の一で済む。

 また、発育がいいため約1、5倍の大きさに育ち、
 種イモの腐敗もほとんんどないなどメリットが大きいという。

 辻井副会長の畑約五十平方メートルの一部分で「大和いも」を収穫した七日は、
 普通三百ー四百グラム程度のイモが、
 新増殖法のイモは平均して六、七百グラムあった。

 一番大きいのは千三百グラム、長さ十九センチにも成長していた。
 辻井副会長は「市の特産品としてさらに火止めていきたい」と話している。

 *平成18年11月9日(木)なら新聞掲載記事 より抜粋

〇旬・産地

@旬

 10~12月で貯蔵性が高いです。
 その為、土の中で越冬させて翌年の春に収穫します。
 春掘りとの併用によりまして、通年で出回っています。

@産地

 青森県産と北海道産が市場全体の7割以上を占めまして・・・

 ・長野県産

 ・群馬県産

 ・千葉県産

 これら県が続きます。

@国内に出回っている山芋

 ・主に円筒形の長芋

 ・球形の大和芋

  *関東ではツクネイモと呼ばれています
 
 ・扁平なイチョウイモ

  *関東ではヤマトイモと呼ばれています

 これら3種類があります。

 ヤマトイモには・・・

 ・石川県の「加賀まるいも」

 ・三重県や奈良県の「伊勢いも」

 ・兵庫県の「丹波いも」

 これら特産品があります。

 この他には日本の自生種である「自然薯(じねんじょ)」等もあります。

〇ヤマトイモの栄養(100あたり)

食品成分表をもとにしますと、
大和芋(イチョウイモ・ツクネイモ)の栄養成分は以下のようになります。

            イチョウイモ(生)      ツクネイモ(生)

エネルギー(kcal)   108            123
たんぱく質(g)      4、5            4、5
脂質(g)         0、5            0、2
炭水化物(g)      22、6           27、1
食物繊維(g)       1、4            2、5
カリウム(mg)    590            590
カルシウム(mg)    12             16
鉄分(mg)        0、6            0、5
βカロテン(μg)      5              6
ビタミンB1(mg)    0、15           0、13
ビタミンB6(mg)    0、11           0、14
ビタミンB12(μg)    0              0
ビタミンK(μg)      0              0
ビタミンC(mg)     7              5
葉酸(mg)       13              6
ビタミンE(mg)     0、3            0、2

問題 ヤマトイモにはアミラーゼという成分が含まれています。
   アミラーゼの効果を教えてください。

1、肝臓の機能を高める

2、胃酸を中和する作用と胃粘膜を胃酸から守る作用

3、酵素が糖質の消化を助ける

ヒント・・・〇アミラーゼの効果 膵液や唾液に含まれる消化OO

      澱粉を分解するOOであるアミラーゼが豊富に含まれています。
      そのOOの含有量は大根の3倍程度含まれています。
      OOの消化を助けてくれる為、澱粉を多く含む山芋ですが、
      生食しても問題ありません。

お分かりの方は数字もしくはアミラーゼの効果をよろしくお願いします。