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アケビ

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ニコットおみくじ(2023-10-15の運勢)

おみくじ

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近畿北部や北陸では局地的に雷雨となる。
九州、四国、北海道は日中、晴れる。
沖縄は晴れ。

【アケビ】 木通 通草 山姫 山女 Akebia quinata

                  Akebia quinata

☆アケビ科の蔓性落葉低木での一種でありますが、
 アケビ属に属します植物の総称です。

<概要>

〇山に自生し、秋に甘い実がなります果物

「アケビ」は日本各地の低山地に自生していまして、
大きな木に蔓を巻き付けて成長する植物です。

〇特徴

紫色のサツマイモのような皮に包まれた白い果肉の実が特徴です。

@実

 全長約10cmで、熟すとぱっくりと実が割れます。
 中には乳白色のゼリーのようなトロトロの果肉があります。

 そして、小さな黒い種がギッシリ入っております。
 種は食すことは出来ませんが、白い果肉は食すことが出来ます。

〇旬と食べ頃

アケビは5月頃に小さな花を咲かせます。
秋には実が大きくなりまして、皮が紫色になりまして熟します。

完熟しますとパックリと自然に皮が割れまして、
中の実を覗かせるのが最大の特徴です。

@収穫時期

 8月下旬から10月下旬頃です。

〇産地

日本各地の山間部で自生しているアケビですが、
農家での栽培が盛んなのは山形県です。

@国内出荷量の9割

 山形県です。

〇味

熟しましたアケビの果肉は、
トロッとしたゼリー状で透け感のあります乳白色です。
酸味は無く、バナナや熟した柿にも似た味ですが、素朴で優しい甘みの果実です。

〇漢字

@木通

 最もメジャーなのは「木通」です。
 
 蔓に空洞があります為・・・

 「蔓を切って吹くと風が通る」

 このようなことが由来といわれています。

 ★漢方

  木の部分を「木通(もくつう)」とも呼びます。

@その他

 ・通草

 ・山女

 ・丁翁

 このような字も使用されています。

〇種類

@原産地

 ・日本

 ・中国

 ・朝鮮半島

 この地域等が原産とされる植物です。

@アケビの葉・花の色

 ・長楕円形の小葉(しょうよう)が5枚で、葉の縁は滑らかです。

 ・花の萼(がく)は淡紫色です。

@分布
 
 比較的暖かい気候の地域に多く、東北の低地から九州にかけて分布しています。

〇ミツバ(三つ葉)アケビ

@ミツバアケビの特徴

 その名の通り、3枚の小葉があることです。

 ☆小葉の形

  幅の広い卵形で、葉の縁がギザギザしているのも特徴です。

 ★花の萼

  濃い紫色です。

 「アケビ」と比較しまして、
 少し寒冷な気候の地域に多く、北海道から九州に分布しています。
 又、中国等にも自生しているといわれています。

 ☆実

  ・アケビ

  ・ゴヨウアケビ

  これらアケビよりも大きめのサイズです。
  
  見た目も鮮やかな紫色になるのが多い為、
  農家で栽培しているのはこの品種や系統のがほとんどです。

〇ゴヨウ(五葉)アケビ

 ・アケビ

 ・ミツバアケビ

 これらの雑種です。

 その為・・・

 小葉は3枚のものも5枚のものもある等、変化に富んでいます。

〇その他のアケビ

国内に自生している主な種類は上記の3つですが、
「エゾノミツバアケビ」や「「イッサイシロアケビ」等の
変種とされているものや、園芸用に品種改良された「白アケビ」等もあります。

〇見分けるのが難しい

アケビは同じ種類や系統の中でも・・・

・葉の形          ・小葉の数

・花の色          ・果実の色

・大きさ          ・味

これら個体差が大きい植物です。
その為、種類を見分けるのが難しい場合もあります。

〇食し方

@果肉

 アケビの果肉はそのまま生で味わうのが一般的です。
 皮の裂け目の部分から、スプーン等ですくって食します。

 (注)黒い種は食すことが出来ませんのでご注意ください

 又、凍らせて食すのもおすすめです。
 目の細かい笊(ざる)等で裏ごしをしまして、
 種を取り除きました状態で凍らせます。
 ゼリー状の果肉は凍らせても硬くなりすぎず、
 シャリッとした食感のシャーベットを楽しむことが出来ます。

@皮

 皮はそのままでは食すことが出来ません。
 水に数時間浸けてしっかり灰汁(あく)を抜いてから、
 加熱調理していただきます。

 少し苦味があります為・・・

 ・天ぷら          ・味噌やバター味の炒め物

 ・佃煮           ・油をしようした料理

 ・濃い味付けの料理

 産地の山形では、肉詰めが郷土料理として知られています。

 又、春には芽を吹く新芽を食すことが出来ます。

〇選び方

@皮の色艶、柔らかさが判断の決め手

 ★色

  品種にもよりますが、
  アケビの実の皮がより鮮やかで美しい色のものを選びます。

 ☆張り、艶

  果肉全体がフックラしていまして、皮に瑞々しさや張りがあるものです。
  萎(しぼ)んでいたり、萎(しな)びれているものは鮮度が良くありません。

 ★果皮の割れ

  皮に裂けめが入っているのは完熟の証です。
  割れていない場合は、果皮に弾力があるかどうか判断が大事です。
  皮に筋がハッキリ見えていて柔らかいものは、
  軽く押すだけでも簡単に割れますので、店頭で手に取る際はご注意ください。

〇食べ頃

実が裂けていないアケビの実を購入した場合は、
冷蔵庫に入れて数日間様子を見ます。
皮が割れたら食べ頃になります。

〇栄養素と効果効能

アケビは水分量の多い果実であり、独特の甘味を持ちます。
アケビの蔓や葉、根は薬草や生薬としても使用される程の効能を持ちまして、
茎の部分は木通(もくつう)と呼ばれまして、
利尿効果、抗炎症作用を持ちます。

@漢方薬

 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)の材料として・・・

 ・竜胆          ・黄苓

 ・山梔子         ・木通

 ・車前子         ・沢瀉

 ・当帰          ・地黄

 ・甘草

 これらと共に配合されます。

 ・排尿痛

 ・残尿感
  
 ・尿のにごり

 そして、これらの効能を持ちまして、内熟、痰湿タイプの人に適応します。

 これらの薬効以外にもアケビの実には様々な栄養素が含まれますので、
 それぞれの効果や効能を確認します。

問題 山形県でアケビの栽培がある地域で始まりました。
   そのある地域を教えてください。

1、尾花沢市

2、天童市

3、米沢市

ヒント・・・〇正解の地域

      山形県でアケビの栽培が盛んになりましたのは、
      1970年代から1980年代あたりからです。

      正解の地域で採取されましたアケビが関東で好評を博しまして、
      本格的な栽培が始まりました。

      村山地域や置賜(おいたま)地域が主産地になりまして、
      県全体の生産量は全国トップレベルを誇ります。

      @将棋

       正解の地域では全国の約9割以上を占めるといわれる
       将棋駒産業です。

       織田藩が天童に入ります以前の高畠にありました時から
       将棋駒の生産が行われ、
       天童に持ち込まれたことが分かっています。

       ☆天童藩 織田家(外様):2万石 → 1万8000石

        羽前国(旧出羽国)高畠藩から移転しました織田家が
        同国天童周辺を支配しました藩です。
   
お分かりの方は数字もしくは山形県でアケビの栽培がある地域で始まりましたが、
そのある地域をよろしくお願いします。