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タナゴ

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おみくじ

こんにちは!寒冷前線の影響で全国的に風が強まり、雨となる。

雷が鳴って激しく降る所も。
沖縄は晴れ。
最高気温は各地で平年を5~10℃上回る。

【タナゴ】 鰱 鱮 Acheilognathus melanogaster Bleeker

          Bitterling

☆コイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属に分類されます淡水魚の一種です。

<概要>

〇特徴・生態

タナゴは、全長6~10cmのコイ科の淡水魚です。

@食性

 ・藻          

 ・イトミミズ

 ・プランクトン

 こうした水生動物を食します。

@繁殖期

 魚体が美しい婚姻色に染まったり、
 産卵方法が特殊である等、興味深い生態をもっています。

@観賞魚として人気

 昔から水田や池でよく見られることから馴染みがあります他、
 観賞魚としても飼育のしやすさに任期があります。

@釣り

 釣りのターゲットとしても人気があります。
 小さいがゆえに繊細な仕掛けを必要とすることも面白さの一つとなっています。

@絶滅危惧種

 現在では数が激減しておりまして、数種は絶滅危惧種に指定されています。

 ・絶滅危惧種IA類(CR)

  ・ミヤコタナゴ          ・イタセンパラ

  ・ニッポンバラタナゴ       ・スイゲンゼニタナゴ

  ・ゼニタナゴ           ・イチモンジタナゴ

  ・セボシタビラ

 ・絶滅基部IB類(EN)

  ・カゼトゲタナゴ         ・タナゴ

  ・シロヒレタビラ         ・アカヒレタビラ

 ・純絶滅危惧(NT)

  ・ヤリタナゴ           ・アブラボテ

 環境省レッドリストカテゴリーと判定基準(2020)

 【カテゴリー(ランク)】

 今回のレッドリスト見直しに際して用いましたカテゴリーは以下の通りです。
 第4次レッドリスト(2012、2013年)やレッドリスト2019年で
 使用されているカテゴリーと同一です。

 レッドリスト

 ●絶滅(EX)

 ●野生絶滅(EW)

 絶滅の恐れのある種(絶滅危惧種)

 ●絶滅危惧 ーーーーー 絶滅危惧Ⅰ類 ーーーーー IA類
  (Thrreatened)    (CR+RN)   ┃   (CR)
                       ┃
         ┃             ┃
         ┃             ーー IB類
         ┃                (EN)
         ┃
         ┃ーー 絶滅危惧Ⅱ類
              (VU)

 ●準絶滅危惧(NT)

 <付属資料>
 ●絶滅の恐れのある地域個体群(LP)

 【判定基準】
 
 2021年にIUCN(国際自然保護連合)が新たな数値基準を採用しました
 「IUCNレッドリストカテゴリーと基準」を発行しましたことを受けまして、
 第3次レッドリスト作成時にカテゴリーの判定基準の一部変更を行いまして、
 第4次レッドリストやレッドリスト2018年作成時も
 同様の判定基準を用いました。

 今回の見直しにおきましても第4次レッドリストの判定基準を踏襲しまして、
 各対象種の評価を実施しました。

 数値基準によります評価が可能となるようなデータが
 得られない種も多いことから、第4次リストで用いてきたものと同様に、
 「定性的要件」と「定量的要件(数値基準)を併用しますが、
 原則として随時見直しを行う種につきましては、
 「定量的要件」を適用することになりました。
 尚、「必要的要件」と「定量的要件」は、
 必ずしも厳密な対応関係にある訳ではありませんが、
 現時点では併用が最善との結論に至ったものであります。

〇タナゴの呼び方

タナゴという呼び方はタナゴの仲間の総称であるのに加えまして、
日本の固有種であります本種の名称でもありますので混同を招くことがあります。

@漢字名

 タナゴを漢字で書きますと2種類あります。

 ①「鱮」は、魚編に「興」のようなつくりがあります。

 ②「鰱」は、魚編に「連」のようなつくりがあります。

@別称・別名

 タナゴには地方によりまして様々な別名があります。

 ・関東の一部:ニガブナ

 ・関西   :ボテ、ボテジャコ

 ・九州   :シビンチャ

@英語・外国名

 英語ではBitterlingといいます。
 「bitter」とあるように、外国人も食した時に苦いと感じたのかもしれません。

@学名

 タナゴはAceilognathus melanogaster Bleekerという学名を持ちまして、
 コイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属に属します。

@種類

 日本に生息するタナゴは10種類以上にもなります。

 ★もっとも有名なタナゴ

  タイリクバラタナゴです。
  観賞用売り場で販売されているタナゴのほとんどがこの種になります。

  中国から持ち込まれました帰化種と日本の在来種が交雑して生まれました。
  体高が高いのが特徴で、全長は約9cmです。

 ☆オオタナゴ

  日本に生息するタナゴの中でも最大で、全長が約20cmにもなります。
  霞ヶ浦等で定着が確認されている要注意外来生物です。

 外来生物の侵入によりまして・・・

 ・本種のタナゴ          

 ・アカヒレタビラ

 ・ヤリタナゴ

 これら等の数が激減していまして、絶滅危惧種に指定されています。

@生息地

 餌となります水草や藻が生えました流れの無い水場を好みます。
 
 ・水田          ・河川

 ・下流水域        ・湖

 ・沼

 タナゴを展示している水族館もありまして、
 珍しい種を間近で観察することも出来ます。

 ★福島県「いなわしろカワセミ水族館」

  希少な淡水魚が常時展示されていまして、
  タナゴ、アカヒレタビラ、絶滅危惧のヤリタナゴを観ることが出来ます。

 ☆埼玉県「さいたま水族館」

  国の天然記念物でありますミヤコタナゴを観ることが出来ます。

@寿命

 約3年ですが飼育をした場合は長生きする場合が多く、5年程生きます。

@値段・相場価格

 タナゴの値段は種に大きく左右されます。
 1匹単価で購入する場合は600円から1500円程度と差がありまして、
 観賞魚の中でも高価です。
 700円から1000円程で、数匹のセット又はペアの購入も出来ます。

問題 2020年に絶滅危惧種ゼニタナゴの繁殖が確認されましたのが、
   伊豆沼・内沼です。
   伊豆沼と内沼があります都道府県を教えてください。

1、静岡県

2、山形県

3、宮城県

〇貴重な湿地である伊豆沼(いずぬま)と内沼(うちぬま)

ラムサール条約に登録された貴重な湿地であります。
約20年ぶりに絶滅危惧種のゼニタナゴの繁殖が確認されました。
流れが穏やかな沼等に生息する日本の固有種です。
県伊豆沼・内沼環境保全財団によりますと、
国内の大型湖沼で希少魚の繁殖が確認されたのは初めてといいます。

ヒント・・・〇登米市と隣接する栗原市、そして岩手県一関市、平泉町を
       合わせますと、ハートの形になります(栗登一平)。

      @名所・名跡

       ・栗原:細倉マインパーク
       ・登米:長沼フードピア公園
       ・一関:骨寺村松園遺跡(重要文化的景観)
       ・平泉:中尊寺 金色堂(国宝)

お分かりの方は数字もしくは伊豆沼と内沼があります都道府県を
よろしくお願いします。