コーヘイ

重賞展望

日記


【武蔵野S】去年こそやや後傾ラップと異例のスローになったけどそれ以外の4年はテンの3Fが34秒台半ば前後、中盤の2Fが24秒前後、上がり3Fは36秒台とハイペースで差し追い込みが決まりやすいレース。同コースのGⅠフェブラリーSと比較すると砂がパサパサになりにくい時期ということもあってか勝ち時計は例年1分35秒前後と速め。フェブラリーSより千四寄りの馬も走りやすいのはその辺りもあるんかなと。あとは何度も書いてるように東京ダート1600はJRAで唯一の距離設定で芝スタート、ワンターンの直線が長いコースとダートとしては特殊条件。だからこそリピーターが生まれやすく、特に上級条件でのコース実績のある馬には注意したい。血統ではスピード型ノーザンダンサー、エーピーインディ、ミスプロあたりが目立つ。

ぺリエールはユニコーンSは快勝やったけど前走は特殊な馬場やったとはいえ同世代に完敗したどころか60キロを背負ってたベルダーイメルにまで差されたのはちょっと情けないかなと。ハイペース耐性があってコース適性も高いとは思うけどね。ドライスタウトはフェブラリーSはレベル的に微妙ではあったけど結果的に内枠が仇になったような印象で能力を出し切れたわけでもなさそう。大型馬で器用なイメージはないからワンターンで直線の長いコースは合うはず。ベストは千四な感もあるけど高速決着になりがちなこのレースならこなせるかなと。レッドルゼルはフェブラリーSは3回走って4,6,2着。これも千四ベターな感じはあるけど高速決着よりは時計のかかる馬場の方に良績が寄ってる感もあるから判断が難しい。ステラヴェローチェは初ダート。ここを使ってきた理由もわからんし流石に買いたいと思える材料がない。穴っぽいところではまずペースセッティング。前走は初ダートで出遅れながらリカバリーして好位のインから突き抜ける強い勝ち方。時計も前日の古馬OPより速く優秀。コース経験がないのは気になるけど楽しみな馬なのは間違いない。あとはベタにコース実績馬からタイセイサムソンは2走前かなりの高速馬場やったとはいえ強い勝ち方。同型馬との兼ね合いはあるけど同じように脚抜きの良い馬場なら。タガノビューティーは不器用な末脚タイプで東京の千四~千六でこそのタイプ。そういう意味ではフェブラリーよりもここ。あとは前走60キロ背負って2着のベルダーイメル、3勝クラスで好時計のルコルセールあたりを挙げときます。