重賞展望
ここ2週重賞が多かったけど今週末の重賞はマイルCSと東京スポーツ杯2歳Sの2つ。東京は相変わらず軽い馬場やけど京都は雨の影響を受けたのしても若干時計が掛かってきてるような感じで福島は速い上がりは使えへんタフ馬場。最終週一気に外有利に傾く可能性もあるから注視したい。
【マイルCS】4年ぶりに京都外回り1600での開催。京都外1600は4F目が上りで5F目から下りに入ることで前後半スローでの4Fロンスパ戦が基本形。改修前数年は時計もかかり気味で勝ち時計は大体1分33秒台。差しも決まるけどコース替わりということもあってか後方から外ブン回しというよりはある程度ロスを抑えた立ち回りが出来るタイプが良い印象。ただまぁ、改修後は初やし外伸び馬場になってたり雨が降ったりしたら外有利になるかもしれんからその辺は柔軟に考えたい。時計が遅めで基礎スピードや追走力が問われへんから安田記念と比べると千八寄りの馬も好走しやすいイメージ。血統では平坦京都にしてはダンチヒが目立つ。
セリフォスはダイワメジャー産駒とは思えへんくらい斬れる脚が使えるタイプで先行する競馬も出来る馬。負けたNHKマイルCや今年の安田記念は内枠から先行して馬場や展開不利やった印象。ダイワメジャー産駒はパワーが勝ってるからか京都マイル重賞との相性が悪いけど斬れるこの馬はそこまで心配なさそう。懸念は夏負けが尾を引いて富士Sを回避したこと。陣営のコメントも歯切れは良くない感じで。シュネルマイスターは前走は負けて強しの内容ではあったけど瞬時にトップスピードに入るタイプではないし性格的にも馬群を割るのは苦手っぽいから今回も内枠を引くようならマイナス。ズブさが出て来てる感じもあるから前半スローになりやすくダラッとした加速になる京都自体は合いそうやけど高速馬場巧者やから時計が掛かってたらどうかな。ソウルラッシュは前走は流石に59キロでは力が違った感じで高速決着にも対応してきた辺り充実してきた印象。ただ使える脚に限界があって速い上がりを求められるとキレ負けするからスローになりやすい京都がどうか。道悪になったり締まった流れになりそうなら高評価したいけども。ナミュールは前走時計も含めてかなり強い勝ち方。ワンターンで直線の長いコースは得意で今回も条件的には悪くないと思う。ただ叩き2戦目でパフォーマンスを落とすタイプやからね。馬体もしっかりしてきたとはいえどこまで出し切れるか。エルトンバローズは前走は展開に恵まれたし人気馬たちが展開不向きやったり前が詰まったりした結果。過去の毎日王冠と比較して優秀やった感じでもないしちょっとどうかな。ただまぁ、今回も前に行きそうな馬は多くないしまた恵まれる可能性はあるんかな。穴っぽいところではまずダノンザキッド。不器用でコーナーリングも上手くないタイプやから大箱ワンターン向き。千八寄りの適性で加速に時間のかかるタイプやからスロー気味からのロンスパ京都外回りは合いそう。気性的に遠征がないのもプラス。あとはジャスティンカフェとソーヴァリアントはどっちも瞬時に加速できるけど使える脚は長くないから展開としてはスローのギアチェンジ戦か前崩れのハイペースを後方から一気に交わすような展開かな。京都らしいロンスパで早めスパートやと最後甘くなりそうではあるけども。