【東京スポーツ杯２歳S】テンの３Fと中盤３Fは３５～６秒台、上がり３Fは３４秒台が基本形で、過去５年の馬券圏内１５頭中１４頭は上がり３F３４秒以下ということだけ見ると瞬発力戦に思えるけど約３か月後の共同通信杯と比較すると道中のレースもそれなりに流れて上がり特化になってへん。３Fというよりは５Fの持続力も含めた後半の総合的な要素が問われる印象。血統では近年はトニービンの血が特注でノーザンダンサーの血を持つ馬も目立つ。

シュトラウスは新馬戦は抑えきれへんような感じで逃げる形やったし前走サウジアラビアRCも出遅れに道中掛かりと気性的な難しさは相当。現状距離延長がプラスになるようには見えへんし、このレース自体距離延長組はあんまり良くないからね。シャンパンマークは新馬戦11.0-11.0の流れを差し切った脚力はなかなか。ただ勝ち時計自体は平凡やしドスローではあったからペースが上がってどうか。ファーヴェントも新馬戦の時計・上がりは特筆するほどではないけど直線前が壁になる時間が長く抜け出してからもまだ余裕がありそうやった。この時下した馬たちも複数頭勝ち上がってるようにメンバーレベルも低くなかった。馬群を経験してるのも強み。ガイアメンテは完勝した新馬戦も出遅れて道中も力んでた札幌２歳Sも気性面での若さが目立った。ただ母系のスピード色は強めで軽い馬場の方が良さが出ても不思議ではないかな。フォルラニーニの新馬戦は加速ラップ自体は計測地点に疑問がある週の中山やからこれ自体はそこまで評価せんけど最後は流す余裕で能力は高いように見える。ただこの時下した馬たちは勝ち上がれてへんし相手が弱かっただけの可能性も。エピファネイア産駒の距離短縮もあんまりいいイメージがないんよね。ショウナンラプンタは新馬戦が小回りらしいロンスパ気味の流れやったから直線の長いコースで決め手を求められた時にどうかってのはあるけど勝ちっぷりは良かったし時計もまずまず。この時の２着馬も次走で強い勝ち方。