コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞はジャパンC、京阪杯、京都2歳Sの3つ。有馬記念のファン投票も始まったしちょっとずつ年末が近づいてきた感が。

【ジャパンC】キセキが暴走気味に逃げた20年こそハイペースになってるけど2番手以降は実質やや後傾での高速巡行戦。それ以外の年も大体高速巡行戦かスローでも5F前後のロンスパ戦と温いレースになることはほぼなく地力が問われるレース。それは結果にも表れてて、過去5年で馬券圏内15頭全てが5番人気以内と穴狙いは難しそう。あとは人気馬がたまたま内目の枠に入ってるのも大きいかもしれんけど15頭中13頭が一桁馬番で8枠の馬券圏内はなしと内枠有利に見える。血統ではディープ、キンカメ経由も含めヌレイエフ、トニービンあたりが目立つ。

イクイノックスは前走の秋天はジャックドールがハイペースで逃げたはずが好位から楽に突き抜けて最後も殆ど落とさず結果ミドルペースにするという破格の内容。これまで見せてへんかった追走力も兼ね備えてることを証明したことで死角らしい死角はなくなった。大箱2400も恐らくベスト条件。懸念を挙げるとするならやっぱり元々は疲れが溜まりやすく間隔を空けながらしか使えへんかった体質面。古馬になってしっかりしてきたしそこまで心配ないんかもしれんけどレコードで走った後でキャリアで最も短い間隔の中3週というのがどうか。リバティアイランドは桜花賞は内前有利な馬場でほぼ4角最後方近くからの直線一気、オークスは6F目から5F続けて12.0が続く持続力戦でラストも自身推定11.4とほぼ落とさず、秋華賞は4角逆手前で不器用さを見せながら安全策で外を回しつつ早めに前を捕まえに行って最後は緩める余裕の完勝と同世代の牝馬相手ではアクシデント以外では負けようがないくらい抜けた存在。この馬の上限がどれくらいかは正直わからんけど、勝ちっぷりやラップを見ても同時期のアーモンドアイやジェンティルドンナと比べても全く劣る内容やないだけに古馬や牡馬相手で通用せんとは考えにくい。斤量差も大きいしね。懸念があるとするならマイル戦を自身前傾ラップで走れてるように追走に苦しむことはないと思うけど、中距離戦で速い流れを追走した経験がないことかな。これはまぁ、イクイノックスも前走まで未経験やったし殆どの馬がそうやねんけど。この距離で消耗戦になった時にスタミナ切れを起こさんとは言い切れへんかなと。ドウデュースは前走秋天は高速馬場で初めて案外な負け方やったけど休み明けで速い流れを追走したことや急遽の乗り替わりもあったからね。叩き良化型やしダービーを勝った舞台で巻き返す可能性はあるはず。ただ今回も武豊騎手が乗れへんのはマイナス。スターズオンアースも大箱コースの2400はベスト条件。ただ挫石で秋天を回避しただけに万全の状態で出られるかどうか。タイトルホルダーは春天が競争中止やったから直線の長いコースは実質ダービー以来。直線での決め手勝負は苦手やからコーナーでの機動力を活かして早めスパートで消耗戦に持ち込みたいとこやけど果たして府中でそれが出来るかどうか。2分21秒程度の高速決着を想定するなら1F平均11秒75やからね。中距離のカテゴリーでスピードのある馬でもないしかなり緻密にペース配分せな厳しいかと。ダノンベルーガは持続力を問われると最後甘くなるし、特に2400ではそれが顕著やから距離延びて良いようには見えへん。パンサラッサも1800ベストで2000でも若干長いような感じやからね。流石に2400では。他に穴っぽい馬も見当たらんし人気馬をどう組み合わせて買うかになりそう。