コーヘイ

重賞展望

日記


【京阪杯】4年ぶりの京都内1200での開催。京都内1200はテンの2Fが上りに当たることでスプリント戦としてはハイペースになりにくいコース。15~19年を振り返っても全ての年で前半3Fは34秒台で、道悪になった16年以外の4年は後半と殆ど差のないミドルペース。最終週で馬場も荒れてきてるし、勝ち時計も殆どの年で1分8秒台やから外差し決着になってもおかしくなさそうやけど流石に千二でペースが遅いと後方から外を回すと厳しいようで馬券圏内の大半が内枠や逃げ先行馬、差すにしてもコーナーでのロスを抑えた馬。血統では特にどれがというよりは馬場がタフになってるからか他のスプリント戦と比べると欧州色の強い血が目立つ印象。

ルガルはここ2戦千四を使われてるけど内目の枠からロスを抑えて上手く乗られてたと思うし、それで勝ち切れへんあたりここで1番人気想定になるほどかなぁ?というのが正直なところ。あんまりスプリンターっぽい感じはないから他の千二よりは巨とはまだ対応出来るかもしれんけど積極的に狙いたいほどではないかなと。トウシンマカオはまずは前走久々の千四で逃げる競馬をした影響がどう出るかやね。千二に戻ること自体は歓迎やけど変に掛かったりせんかな。能力的にはここでは最上位の1頭やと思うし去年阪神で行われたこのレースは特に印象的やった。形態的にはかなり違うだけに初の京都が噛み合うかどうか心配な面も。エイシンスポッターは5月の京都で勝ってるのは大きいけど当時は不良馬場やっただけに再現性があるかどうか。どうしても後ろからの競馬になるからまずは差し届くような馬場や展開にならなあかん。内を突けるタイプやからせめて内目の枠が欲しい。キミワクイーンはここ数戦意図的なものかどうかはわからんけど後ろからの競馬になってるのがこのコースでは気になる。本来前にも行ける馬やし時計的な限界もあるから今の馬場自体は良さそうではあるけどね。登録馬が多いし枠も決まってへん段階では予想が難しいけど穴っぽいところからはまずはジュビリーヘッド。函館SSではハイペースを前目から早めに仕掛けての2着は強いし、ここでトウシンマカオに先着してることからも能力的に足らんということはない。ペースや馬場もある程度融通が利くタイプ。あとは時計面に限界があるから今のタフ馬場は合うし先行力があるヴァトレニ、後ろからの馬ではあるけど内を突けるし8歳でもまだやれそうなトゥラヴェスーラあたりを挙げときます。