コーヘイ

重賞展望

日記


今週末から舞台は阪神、中山、中京で重賞はチャンピオンズC、チャレンジC、ステイヤーズSの3つ。今年の競馬も残りあと1か月。年間回収率100%だけは何とかキープしたいところ。

【チャンピオンズC】上り坂スタート、前半角度のきつい1~2コーナーがあることでペースが上がりにくいコースで、過去5年でも唯一前傾ラップになった20年も0秒5の前傾、それ以外の4年は後傾。その中でも3年は1秒以上の後傾とコース形態通りミドル~ややスローで流れることが多い。ペースが遅くなりやすいことに加えて下りの3~4コーナーで加速しながら回ると外に振られやすく、後方から外を回す馬は圧倒的に不利。差し馬が好走せんわけではないけどその多くはコーナーでのロスを抑えてイン突きや馬群を捌いて来てる。ただ内前有利ではあるけどアップダウンの激しいタフなコースではあるから一本調子のスピード馬では乗り切れへん舞台で自力で加速する後半要素は問われる。血統を見てもキングマンボやゴールドアリュールの血は特注で、この2頭に共通するのはヌレイエフの血。あとは過去5年の馬券圏内14頭中インティ(2年連続3着)以外の13頭は父か母父サンデー系とダートとしては珍しい傾向なのも溜めて末脚を活かすことが求められるからかなと。

レモンポップは前走南部杯が好時計での大差勝ちと相当強かった。ただマイル以上の距離もコーナー4つのコースも未経験。高速決着のマイルや千四で強い勝ち方をしてきただけに合うかどうかは微妙かなと。血統的にはこなせてもおかしくはないけど淡白なところはありそうなアメリカ血統やからね。あっさり沈む可能性もそれなりに高いとは思う。セラフィックコールは無傷の5連勝とこの世代のダート馬としてはヤマニンウルスとこの馬が素材としては最上位やと思う。特に末脚の破壊力は相当。ただとにかくスタートは遅いしコーナーリングもぎこちなくいかにも不器用といった感じで現状では後方から外を回す競馬以外出来そうにない。相手が弱いならそれでも勝てるけど国内トップクラスのダート馬たちが相手でそんな大雑把な競馬で勝てたらそれこそ怪物。特にこのコースでは。アイコンテーラーはダートに転戦してから3戦2勝2着1回とまだ底を見せてへんし前走も強い勝ち方。ただシリウスSは3キロ差あったハギノアレグリアスに完敗やったし砂を被った経験もないからね。先行力はあるけどスタート自体はそこまで速いわけでもないから枠の並びは見ておきたい。元々芝を走ってた馬やし馬場は軽いほうが良さそう。テーオーケインズは一昨年はレース史上でも1,2を争う破格の勝ち方やっただけに去年余りにもあっさり負けたのが不可解。明らかに軽い馬場でこそやからその違いかなぁとは思うけどそれにしても負けすぎで。舞台は合うと思うし近走の負けもタフな地方のレースやからそこまで気にすることはないと思うけど気分次第なタイプなんかもしれんね。クラウンプライドは去年の2着は展開に恵まれた面が大きかったけど、割と馬場やペースの対応幅が広く先行力があるから安定して走れるタイプ。血統もここ向きで勝ち切るかはわからんけど上位には来そう。穴になるかはわからんけど去年本命にしたグロリアムンディも挙げときたい。去年は内枠でまともに砂を被る形になったのと休み明けで動きももっさりしてた感じ。前走コリアCもクラウンプライドに千切られたように叩いて良くなるタイプかもしれん。最後にドゥラエレーデ。国内のダートは久々やけどUAEダービーではデルマソトガケの2着やし芝のGⅠを勝ってるように能力はここでも上位。先行できるタイプやから展開次第では面白い。