重賞展望
パンサラッサ引退。テーオーケインズもチャンピオンズCでラストランになるかもとのこと。競馬が楽しい時期ではあるけど同時に寂しい時期でもあるなぁ。
【チャレンジC】2頭が暴走気味に飛ばした22年はハイペースになったけどそれ以外の4年は前半スローからの後半5F近いロンスパ戦とコース形態通りの傾向。馬場が良かったり時計が速かったりするほど内や前での立ち回りが重要になる印象。注視したいのはここ3年は変則日程の連続開催で20年はAコース5週目、21年はBコース替わり1週目、22年はBコース2週目で開幕週に行われるのは19年以来ということ。普通に考えればより内や前有利になると思えるけどどうやろ。血統ではキングマンボ、ステイゴールド、ロベルトあたりが目立つ。
ガイアフォースは秋天では息の入らん流れを2番手で積極的に追いかけて前崩れの中5着は勝ったイクイノックスの次に強い内容。それ以前にもGⅠ馬相手に度々好走してるようにここでは能力は1枚上。開幕週のパンパンの馬場は得意やしギアチェンジが求められにくいコースも悪くない。ただ外から被されるのは苦手で基本は馬群の外を回るからペースが遅すぎたりすると内からピュッと抜けられた馬を捕まえ切れへんなんて場面はあるかも。ボッケリーニは同コースの鳴尾記念は勝ったけど時計やペースが遅かったことが味方した印象で、昔よりズブさが出て来てる今は高速馬場の2000やとちょっと忙しいと思うんよね。一雨降ったりして時計が掛かるなら。ベラジオオペラは前走ダービー4着は立派やけど内枠でロスなく進められたしレースそのものは低レベル戦やったからね。皐月賞はハイペースを出して行きすぎたから度外視して良いけどスプリングSもメンバーレベルは微妙。そもそもこの世代の牡馬クラシック路線は春まで殆どのレースが低レベルやったから古馬相手にどう評価するか難しい。斤量も57キロやしね。血統は小回り急距離戦向きではあるけども。エピファニーは元々掛かり癖の強い馬で前走は好時計ではあるけど前が飛ばしてくれて引き上げられた感はあるし折り合いもつけやすかったやろうからね。今回は相手も大幅強化でどこまでやれるか。少なくとも人気で本命とかは考えにくい。面白そうなのはまずマテンロウレオ。遠征競馬やとどうしても気性面の難しさが出やすいのか力を出し切れへんけど地元では安定して走れてるし、特に立ち回りの上手さを活かしやすいレースは得意で同コースの大阪杯0秒4差4着はこのメンバーなら充分勝ち負けになる内容。あとはエヒト。速い脚を求められへん小回り中距離戦は合う舞台で3走前の小倉記念や去年の七夕賞を見ても速い時計でも対応できるタイプ。小倉記念の川田騎手みたいにある程度位置を取ってくれれば面白いけど松山騎手にやれるかどうか。