セカンド

旋律

小説/詩

旋律が流れていく
その中に止まっている私がいる

ピアノは強く弱く
そして早く遅く意思を伝えてくる

イスに座ったままの私は
揺れ動く彼女の背中を見ている

その上の壁に吊られた抽象画が
何らかの感情を訴えてくる

それは沈む夕日なのか
それは昇る朝日なのか

瞬間が止まっている
それは今にも動き出しそうだ

ああ絵の表面に新たに
音の絵の具が塗られていくのが見える

気が付くと私は呼吸をしていた
静かに

奏でられるピアノの音の強弱に
少し体が揺れた

私は再び
静かに息を吐いた


先日、近所でピアノのミニミニコンサートがありました
集まったのは10人ほど

でも満席

クラッシック音楽は全く分からないけど
ちょっと感激













#日記広場:小説/詩

  • セカンド

    セカンド

    2023/12/07 23:37:15

    Reimy 様

    まぁピアノの生演奏なんて聴く柄ではないのですが
    良いものは良いものですよね

    音って不思議です
    何か力を持っている

    そう感じました

    それにしても指が器用に動くものです
    練習をかなりしているのでしょうね

    また機会があれば参加したいものです



  • Reimy

    Reimy

    2023/12/06 23:53:52

    心地良くサウンドに耳を傾けるセカンドさんの、すてきな時間を想像しました。
    生演奏は、規模に関係なく、やっぱりいいですよね。(*^^*)