ゆめにっき

すずりあ

(・v ・*)

四天王のはなし

日記

既にいないうちのばあちゃんは、不幸な言い伝えばかり信じる人だった。

家に桜の木を植えたら身近な人が死ぬとか、黒猫や二黄卵が出たら不吉だから何もせず家にこもるとか。

ばあちゃんの部屋だけ布団と枕の位置おかしくて違和感しかなかったけど、北枕を本気で怖がってたんだってことを後から知ったり。

あとは本当に八方塞がりでどーーしようもなくなった時に3回唱えろと言われていた言葉があって、子供の時に教えられたのを覚えてる(宗教関係らしいのでここでは書かない)

そういった感じの不安症のわりに、飛んできたカラスに向かって「ゴミを散らすお前らは早く滅びろ」って言った次の日、ばあちゃんの車にだけ大量にフンをされてたり、

高血圧なのに土日必ずじじい(高血圧)とステーキ食いに行って、週一でケンタッキーを食ってたりしてるような、

変なところで思い切りの良い謎ばばあだった。
(学生時代に知って、私より食ってるじゃんずるい!と思った。)

結果ケンタッキー食ってたある日風邪をひいて悪化して死ぬという、
おもしれーばばあだったなと思った。


ちなみに、この世に存在してる四天王(祖父祖母4人のこと)は、じじい1人だけになってしまった。
そのじじいは昔就職で面接官を泣き落として仕事に就いた最強生き延びじじいです。