なんちゃってクリスマスティー。
クリスマスの紅茶。
寒い中、集まってくる親戚や友人たちのために体を温める紅茶を出したのが、たぶん、始まり。
主婦のかたが、クリスマスの御馳走を作って、
お菓子を作った余りのスパイスや、取り分けておいた柑橘類の皮(当時は柑橘類の皮は貴重な食材でした)などを、紅茶の葉と一緒に煮込んで、
お砂糖をたっぷり入れて、さあどうぞ、と渡した。
だからレシピは、あってないようなもので、
でもオレンジやりんご、シナモンの香りは、懐かしい、うれしい思い出として、心に刻まれた。
現在、紅茶メーカーなどが出しているオーソドックスなものは、紅茶にオレンジピール、レモンピール、シナモンなどを加えたもので、
メーカーさんごとに、その他のアレンジとして、花や果物、スパイスをいろいろ加えています。
自宅で作る場合は、簡単なものとして、
手鍋でお湯を沸かして、紅茶のティーバッグなどを煮出して、
シナモンやスターアニス、輪切りのレモンやオレンジ、りんごなどを入れて、お砂糖やはちみつなど入れてあまーくして、つぎ分ける。
グリューワインの作り方とほぼ同じです。
もっとお手軽に作りたい場合は、
紅茶のティーバッグでいれたお茶に、ゆず茶やマーマレードをひとさじ、ふたさじ入れて、
シナモンパウダーやジンジャーパウダーをちょっとふる。
くるくるっとかきまぜたら、なんちゃってクリスマスの紅茶の出来上がりです。