重賞展望
【京都金杯】4年ぶりの京都外1600での開催。改修前の18~20年は馬場がかなりタフで1分34秒台の低速決着でそれ以前は1分33秒前後。今年は11月の終盤は少し時計は掛かってきてたけどタフ馬場って程ではなかったし流石に1分34秒台ってことはないかな。Aコース使用は10月末以来やから内も充分使えるはず。ラップ的には結構バラつきがあって17年は1秒以上のハイペース、18年は前半流れたけど中緩みが激しく急緩急の流れ、それ以外の3年は前後半ほぼミドル。スパート地点は京都外回りらしく残り4F地点になることが多い印象。京都に限った話ではないけど、前半や中盤のペースが上がりにくかったり時計が掛かったりすると千八寄りの馬が走りやすい。要は京都マイルはそういう流れになりやすいってことなんやけど。血統ではディープ、キングマンボ、ダンチヒ、ストームキャットあたりが目立つ。
登録馬が30頭でどれが出て来るかわからんから現時点では展開読みがちょっと難しい。前に行きそうな馬はそれなりに揃ってるから極端にスローにはならんと思うけど。1番人気想定になってるダノンティンパニーは除外対象。ドーブネは2連勝中やけどいずれもスローの前有利な展開で逃げと番手で進めて展開利があったからね。今回は同型馬も何頭かいてるし同じようなレースにはならへんのちゃうかな。個人的にはスピードの優位性がある千八ベストかなと。トゥードジボンも同じくというか更にドスローの楽逃げで2連勝中。重賞で上位人気になるほどのパフォーマンスかと言われると疑問。ダノンタッチダウンは器用さのないタイプやから白いコースやロンスパ戦は良いけど前走いきなりハイペースで逃げたのがどうか。こういうレースすると制御が難しくなるしね。エアファンディタはここ2走60キロの斤量を背負わされてたのに崩れへんかったあたり能力は高い。ただ千八でも後ろからの競馬になるタイプやからね。どういうペースになるかはわからんけど平均以上で流れて追走力を問われるとちょっとどうかなってのはある。後方で前が崩れるのを待つ他力本願なレースになりそう。どれが穴になるかもわからんけど苦手やった上がり勝負でも崩れへんようになって力をつけてるメイショウシンタケ、気性的に距離短縮が良い方に出る可能性はあるフリームファクシ、京都というか右回り適性がどうかも能力上位のアヴェラーレ、ここ2走の内容が良いセッションあたりを挙げときます。