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小正月

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おみくじ

こんにちは!九州から東海は午前中に所々で雨や雪となる。

関東は晴れる。
北陸や北日本は、日本海側を中心に大雪や猛吹雪の恐れも。
沖縄は雨のち晴れ。

【小正月】 こしょうがつ

☆小正月とは、正月15日の行事です。
 又は14日から16日までの三日間です。
 又は14日の日没から15日の日没までを指します。
 又は望の日(満月)の日です。
 又は元日から15日までの15日間ともされています。

<概要>

〇意味と時期

@1月15日を中心とする時期のこと

 小正月はその年の最初の満月の日でありまして、旧暦の1月15日を指します。

 地域により差はありますものの、
 現代では新暦の1月15日に祝います地域が大半です。

 ★大正月

  元旦から7日頃までを指します。

 ☆小正月

  1月15日を中心として、14~16日頃を小正月と呼びます。
  
 小正月における行事の呼び名や内容も地域により異なります。

 共通しているのは・・・

 ・無病息災

 ・家内安全

 これらを祈願を目的としている点です。

 1日ではなく3日間かけて小正月を祝う地域もあり、
 各地で様々な伝統行事が行われています。

@女正月の時期でもある

 小正月は女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)の時期でもあります。

 ・昔は元旦を:男の正月

 ・小正月  :女の正月

 このように呼びました。

 1月15日頃は年末の大掃除やお節作り、
 年始の挨拶等のやるべきことを一通り終えまして、
 忙しさが一段落する時期です。

 女正月は年末年始にゆっくりと休めなかった女性達が、
 ゆっくりと休養をしたり遊んだりする日です。

 ★女性の日

  1月16日を「女性の日」にしている地域もあります。

  □女の年取り(長野県安曇(あずみ)地方)

  夕飯を男衆が作ります。

  ■女子(おなご)正月(秋田県鹿角(かずの)市周辺)

  1月16日から半月が女性の休日にあてがわれます。

  □女の年始「新潟県岩船郡朝日村(現:村上市)」

  女性が寺や親戚を年始の挨拶に廻ります。

 又、男子禁制の「女の酒盛り」をしたりと、
 1月15日前後に類似の風習を指して呼びます。

 女正月は京風の習わしとして認知されていました。

 町屋でもキッチン「おくどさん」の仕切りがありまして、
 女性専有の場所として家庭内の社会と男の対外的社会の区分けが、
 はっきりとしてあったともいわれています。

 ☆骨正月

  西日本や一部の地域では「骨正月」と呼ぶ地域があります。

  西日本における二十日正月のことです。

  ■二十日正月

  正月の祝い納めの日ととなっておりまして、
  餅や正月料理といいましたご馳走が残っていましたら、
  二十日正月までに食べ尽くすようにしたり、飾り物を納めたりします。

  従いまして骨正月とは・・・

  西日本における二十日正月です。

  正月の料理として用意されました塩鰤(しおぶり)等の魚の骨を、
  二十日間酒粕の中に入れます。

  そして・・・

  大根や大豆等の野菜と一緒に粕汁にして食したことから、
  骨正月といわれています。

  ◇食べ物を無駄にしないように

   つまり・・・

   正月に使用されていました魚の骨を汁にしたりして食してしまう等、
   食べ物を無駄にしない精神があります。

   さらに・・・

   正月になりましてから毎日食していた正月用の魚が食べ尽くされまして、
   骨になることからもあります。

   それを・・・

   骨正月

   このようにもいわれています。

  ■骨正月はこんな別名も

  骨正月こと二十日正月には他にも地域ごとの別名もあります。
  
  ◇石川県

   ・乞食正月
 
   ・奴正月

  ◆群馬県

   ・棚探し

  ◇岐阜県

   ・フセ正月

  ◆岩手県

   ・二十日ワッパカ

  このようびも呼ばれています。

  これらの地域でも同様に、
  お節等の正月のご馳走や餅等を食べ尽くす習慣があるとされています。

  □上記の地域による別名以外

  ・麦正月

  ・団子正月

  ・とろろ正月

  このように呼ぶ地域もあります。

  ◆麦正月

   西日本の一部の地域では「麦正月」といいます。

   麦は米に次ぐ重要な主食となります為、豊作起原の意味合いがあります。

   二十日正月に麦飯にとろろをかけて食したり、
   麦飯ととろろ汁を食したりします。

   現代のように白米が主流となります前は、
   庶民が白米を食すことは滅多にないもので、麦飯が主流でした。
   その頃に麦飯ととろろが一緒に食されるようになりました。

   麦飯ととろろの組み合わせにつきましては・・・

   ・麦飯がパサパサとしていた為、
    トロトロとしたとろろで食べやすくした

   ・貧しい時代に、麦飯をとろろでかさ増しして食べていた

   ・急いでいる人が素早く食べられるように、とろろで喉を通りやすくした

   このような理由があるようですが不明です。

  ◇団子正月 福島の風習(だんごさし)

   福島には小正月(1月14日)に・・・

   ・家族の無病息災

   ・家内安全

   ・五穀豊穣を願う

   このような「だんごさし」という風習があります。

   雪景色で花の無い季節に、
   少しでも彩りをもたせるという意味もあります。

   *やり方等は地域差があります

  ◆ととろ正月

   お正月の3日目であります1月3日に、
   長芋や自然薯を擦り下ろしたとろろ汁やとろろご飯を食す習慣です。

   全国的にみられる風習ではなく・・・

   ・北関東

   ・東北

   ・中部地方

   これらの所で行われています。

   とろろは古くから滋養強壮に良いとされていました為、
   その年の健康を願いまして、食します。

   又、とろろが長く伸びる様子が長寿を連想させ、
   縁起が良いということも理由なようです。

   とろろには消化を助ける酵素や整腸作用があります為、
   お正月のご馳走やお酒で疲れた胃腸を労(いたわ)るという目的です。

問題 1月14日の夜や15日に、
   地域の広場、学校、神社等でお炊き上げをする行事のことを、
   何焼きとお呼びするのかを教えてください。

1、どんこ焼き

2、どんど焼き

3、とっと焼き

ヒント・・・〇出雲方面の風習が発祥であろうと考えられている
    
      ・歳徳OOO焼き

      ・さいと焼き

      ・おんべ焼き

      このようにもいわれておりまして、
      歳徳神を祭る習わしが主体でありました地域では、
      そう呼ばれています。

      又、火を燃やす時「尊(とうと)尊と(とうと)」と、
      囃(はや)し立てたのが訛(なま)りまして、
      正解の焼きとなったともいわれています。

      @地域ごとに様々な呼び方

       ・左義長(さぎちょう)

       ・道祖神祭り

       このようにも呼ばれています。

      新年の幸福を齎(もたら)す為にやって来ました歳神様は、
      正解の焼きの煙に乗りまして山へ帰っていくとされまして、
      重要な意味を持つ行事です。

      注連(しめ)縄、正月飾り、お札、破魔矢、
      お守り等を燃やし、無病息災を願います。

お分かりの方は数字もしくは地域の広場、学校、神社等で、
お炊き上げをする行事名をよろしくお願いします。