コーヘイ

重賞展望

日記


リバティアイランドの次走はドバイシーマクラシックとのこと。小回りで内前有利になりやすい大阪杯は向かんやろうし妥当なとこやね。ここでドバイターフを選ばんかったことを考えると帰国後も中距離路線を歩むってことなんかな。
今週末の重賞はAJCCと東海Sの2つ。

【AJCC】23年はスパート地点が遅い異例の展開になったけどそれ以外の4年は不良馬場やった21年も含めてスローペースからの5F前後のロンスパ戦とこのコースらしい流れ。この時期の最終週ということもあって年によっては内が荒れて外有利になることもあるけど今年は先週見る限りはまだ内は死んでへん印象。雨で一気に内が死ぬようなこともない限りは変わらんかな。差しもまずまず決まるレースではあるけど今年の登録馬の中に逃げ馬不在で先行馬もかなり手薄。普通に考えればまずスローになる。展開をどう読むかやね。血統ではステイゴールド系が特注。あとはロベルトやサドラーといったこの時期の中山中距離戦らしい血が目立つ。

モリアーナは仕掛けられてからの反応は抜群に早いけどその分使える脚が短い馬。当然展開に注文はつくタイプで限界まで溜めて一瞬で交わせるような前崩れか団子からの瞬発力戦。逆に終始馬群の外を回らされて脚をなし崩し的に使わされる形やロンスパに付き合うような形は最悪。まずは内枠が欲しいとこやけど、コース的にもメンバー的にもロンスパ戦になりそうなだけにどうかな。距離も初やしね。ボッケリーニはGⅠでは足らんけどGⅡ、GⅢではコースや馬場問わず好走してるように安定感のあるタイプ。低速決着でスローやったから対応できたけど前走みたいな小回り2000は追走面で若干忙しい印象で200m伸びるのはプラス。メンバー的にもここでは前目を取れそうやし状態さえまともなら軸としては信頼しやすいかな。チャックネイトはロンスパ戦で結果を出して来てるのは良いけどこの1年直線の長い右回りしか使われてへんのは気になるとこやね。それ以前となると本格化前やからちょっと参考にしにくいし。AR共和国杯も悪い内容ではないけど斤量1キロ貰ってたマイネルウィルトスに先着されたのもどうかなと。そのマイネルウィルトスはAR共和国杯では7Fのロンスパ戦を後方から外を回しながら早めに押し上げる形で負けて強しの内容。ただ速い脚はないから馬場が渋るなり上がりのかかる消耗戦になるなり何らかのアシストは欲しいところ。今の時計の速い中山でスローになるとアタマまではどうかなって気はする。ラーグルフはここ2走は相手も強かったし仕方ない面もあるけど中山金杯や中山記念はレースレベル的には微妙やしセントライト記念を見ても距離延びて良いかと言われるとうーんという感じ。思い切って前目につかたりするなら面白さはあるけど三浦にそれが出来るかどうか。穴っぽい所ならまずはショウナンバシット。シルバーステート産駒らしくいかにも小回り急坂コース向き(まぁ、中山2200は外回りやけど)。近走は高速馬場の直線の長いコースやったし距離が長かったりで適性外。馬場が渋るなら更に面白い。最後にカラテ。大型馬で跳びの大きい馬やから中山向きとは言い難いけどこの距離でスローならその気になれば位置は取れるし能力自体は充分上位。恵まれる可能性はあるかなと。