モリバランノスケ

マグカップ

日記

白砂の海辺。雲一つない、真青な天空。耳を澄ますと、ここに在るのは、規則正しく、一定のリズムを奏でている、沖合と岸辺の間を、寄せては返す波の音だけだ。じっと目を閉じて聴いていると、不思議な世界に引き込まれる様だ。

無我夢中で、何かに没頭し何かをしている時、ふとした瞬間に訪れて来て、からだじゅうに満ちてくる、幸福感の存在。私は、幼少時から、何度か体感し(機会は数えるほど少ないが)、それが、不思議でならなかった。

今、体感しているのは、マサしくその時のあれである。事象と、無我の胸中で自分全体をかけて向き会う時に満ちてくる幸福感なのである。

今、妻と私は、ログハウスの窓から見渡せる浜に来ている。チェアに座り、水平線の彼方から、キラキラと音を響かせながら、我々の元に遥か遠方から訪れる波(友人)を迎えながら、静寂の世界に浸っている。二人の会話・・・。

私 <静かだねえ> 妻 (ほんとに!)

私達は、持参したコーヒーを飲み始める。器はスターバックスのマグカップ。それは、昨秋、東京のStarbucksReserveRoasteryを訪れた際に買い求めたものだ。中のコーヒーは、勿論、私が、栽培、収穫、そして、焙煎したハッピネス。

私 <深い味だね> 妻 (美味しい!)

そして、次第に・・happinessの世界へ・・・。