コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は東京新聞杯ときさらぎ賞の2つ。

【東京新聞杯】以前はスローの上がり勝負になることも多かったけど近5年は前後半3Fは全て34秒台で前後半差0秒5以内のミドルペース、中盤2Fも23秒前後で勝ち時計も20年以外の4年は1分32秒前後とハイレベルな高速巡行戦といった感じ。当然追走力、瞬発力、持続力と高いレベルでのマイラーとしての総合力が求められるからごまかしは利きにくい。余程の馬場や展開にならへん限りは無理な穴狙いは難しい印象。血統ではダンチヒを筆頭にスピード型ノーザンダンサー系が目立つ。そこに主流血統を併せ持つ馬が良さそうかな。

マスクトディーヴァは確かに前走は4角のあたりでごちゃついてスパートは遅れたけど脚を余したとまでは言えへんし、そもそも勝ったリバティはラスト緩めてたわけやからスムーズやったら勝ってたとは流石に考えにくい。ただ強いのは確かやし、忘れな草賞を見ても小回りのコーナーで加速でけへんことがごちゃついたそもそもの原因やから大箱に替わるのはプラス。高速馬場も得意。初のマイル戦も速い流れやったローズSの内容からも対応できそうではあるけどルーラー×ディープの小柄な馬が高速決着のマイル向きかとなると死角なしとまで言えへんかなと。ジャスティンカフェはGⅠでも差のない競馬が出来てるように能力自体はここでは最上位の存在。ただ再三書いてるように仕掛けられてからの反応は早いけど使える脚が短いから脚の使い所が難しいんよね。坂井瑠星騎手は逃げ先行馬に乗せると巧いけど差し追い込み馬はあんまり得意としてへん印象やし前走も明確に最後甘くなってるからね。個人的にはマイルより千八向きな印象もあって。マテンロウスカイはセン馬になってるように気性的に難しい所があるからかどうも適性が掴みにくいんよね。ただ初のマイル戦やった前走勝ったとはいえ内容は特筆するほどでもないし人気で重い印を打ちたいほどの強調材料もないかなと。ウンブライルは前走NHKマイルCは明確に低レベル戦でそれ以前も当然年上の重賞級を相手に通用するほどのレースはしてへん。手術もあって今回9か月の休み明け。めちゃくちゃ成長してる可能性はあるけど人気でそれに期待するのはリスクが大きすぎる。ウインカーネリアンは去年の勝ち馬で時計も優秀やった。その後のレースでは中盤緩めたりスローで逃げたりしてるけど溜めて決め手勝負に強いわけやないからね。去年と同じように締まった流れで行ければ。あとは京都金杯組は内前しか走れへんような馬場やったから狙いたいのは外枠から終始外を回らされたアヴェラーレとフリームファクシの方。穴っぽい所では前走の敗因がハッキリせんけどVMだけ走ればサウンドビバーチェ、前走不利な外枠+前半スローの展開に泣かされたけど速い流れの桜花賞で良さが出たコナコーストあたりを。