重賞展望
【きさらぎ賞】4年ぶりに京都外1800での開催。以前はクラシックへの登竜門やったけど近年は共同通信杯やGⅠに昇格したホープフルSに有力馬が集まるようになってメンバーレベルが下がってる印象。頭数も集まらんから16~20年は全て後傾ラップで仕掛け所も京都としては遅めのラスト3Fが基本形で年によっては2F地点になることも。決め手のある馬が力を発揮しやすいレースではあるけど近年は時計のかかるタフ馬場になることが多く、そういう馬場を苦にせんような逃げ先行馬が穴をあけることも。血統では以前はディープ産駒の独壇場やったけど馬場がタフになってからはもう少しパワーやスタミナに寄った血が好走しやすくなった印象。
ファーヴェントは新馬戦は直線前が詰まりながら進路が開いてからはサッと反応して快勝。ただ期待した2戦目の東スポ杯2歳Sは縦長で前有利な展開やったのはあるけど前2頭を捕まえ切れへんかったあたり少々期待外れ。レースレベルも秋の東京はかなり時計が出てたことを考えれば微妙。スタートは上手いし器用さもありそうやから大崩れはせんかもしれんけど勝ち切るかどうかとなるとうーんという感じかな。ビザンチンドリームは年始のクラシック予想で期待を込めてダービーで本命にした馬。まだキャリア1戦やけど新馬戦は出負けしたり序盤少し掛かったりしながら直線モノが違うといった感じの末脚で圧勝。恐らく自身のラスト1Fは11秒前後で、開幕週とは言え2歳馬にとってはタフな阪神内2000でこの数字は破格。スローではあったけど勝ち時計は水準以上やったことからも能力は相当高いと見て良いはず。3~4角で一旦溜めたのかコーナー加速が上手くないのかはまだ判断しかねるけど大箱に替わるのも恐らくプラス。まぁ、ペースが上がってどうかってのはあるけど個人的には今年の新馬戦では1,2を争うインパクトやったから期待したい。ヴェロキラプトルは前走のホープフルSは前崩れの展開をハナ争いした不利はあったけど負け方としてはだらしなかった。2走前も時計自体は良く見えるけど同日の3歳以上1勝Cより1秒2遅かったことを考えれば単純に馬場が速かっただけかな。先行できるのは良いけども。ブエナオンダも期待を込めて皐月賞本命にしたけど流石にちょっとやりすぎたかなwただいかにもまだ非力といった感じで前走みたいな重馬場では力を出し切れへんかった。新馬戦で下した相手も全く好走出来てへんし見た目のインパクトほどではないんかもしれんけど、良馬場+外回りへの条件替わり自体はプラスになりそう。シヴァースは新馬戦は最内からロスなく立ち回ったのに不利があった2着馬とは僅差。稍重のスローとはいえ時計も遅く現状では血統に期待といったところかな。穴になるかはわからんけどジャスティンアースは新馬戦はスローの前残りを最後方からの競馬で3着。未勝利戦は2番手から上がり最速で完勝。下した相手も複数頭が勝ち上がりとレベルの裏付けがあるのは大きい。