ゲシュ崩ログ 390 意味があった花
今年は暖冬だという。神(夫)が言うには、「昔から~暖冬の年は地震があるっちゅうで」という。石川県で津波をともなう地震があったので、昔の人のいう事には本当に滋味がある。と頭を垂れるばかりである。さすが神である。なんだかいう事が神じみている。
でも、暖冬か?と懐疑的だった私。確かに少し暖かいような?でも去年と同じ服で過ごしているので、気のせいなのか?とか迷う私。そんな時の庭の作物である。
二期作になっていた米。
東海地方では住宅地にも小さな田んぼがある。その田んぼでなる米を買い物途中眺めている。今年の秋、収穫が終わった田んぼの稲が、ぐんぐん伸びて刈り取った後の田んぼに、ほんの少しだが、再び米ができていた。毎年なら、秋の収穫後の田は、雪が降って寒さのため、休耕、二期作をしない。そんな田んぼで、二期作のごとく米、二回目ができていた。ただ、農家が意図してないので、偶然にまばらに米二期作といったところだった。「二期作になってる…」と、今年の冬のあったかさを、コメの偶然の二期作によって、知る事になった。
家の庭のレモンの熟成度
家庭菜園でレモンを作っている。去年のレモンは、冬三月になって初めて、黄色く熟した。だが今年のレモンは、十二月くらいで黄色く熟した。どういう事?とよくわからなかった。秋冬が暖かいせいだったのかもしれない、と今になって思う。
つぼみを付け始めた花たち
それでも「本当に暖冬?」と疑っている私に、バラとブルーベリーが教えてくれました。庭の木花たちが、春と勘違いして新芽を付け始めている。去年は暖かくなってようやく咲いた気がするので、やっぱり今年の冬は春のような気候の瞬間があるのだろう。無意味に生きてるような花も、そうやって異常気象を教えてくれる大切な存在なんだと思い知った。
亀、よく食う。
大安売りでたたき売られていたタダ同然のペットの亀、毎年冬になると立派な暖房器具のない我が家の亀は、餌を食べなくなる。昼の三時という決まった時間にしか食べなくなる。それ以外の時間は食べなくなる。そんな亀が、朝もごはん食べてくれた。亀が冬眠を忘れるくらい、今年の冬は暖かいんだろう。と、無駄のようなペットの存在が、地球の温暖化を自分の身近な問題として考えさえてもらえる存在になっていた。無意味なようで、生きている動植物たちは、人間に危機意識を持たせてくれるとっても大切な銀河系地球号の乗組員なのですね。
私も含めて、子供も、なんで生きてるのかわからないという事は、無いのかもしれない。と思いたい。