コーヘイ

重賞展望

日記


【クイーンC】19年はドスローの3F瞬発力戦、20年はハイペースになってるけど1頭が大逃げしたためで後続はややスロー程度と例外はあるけど基本は前後半差1秒以内で中盤2Fは24秒前後とミドルペースで中緩みからの再加速というのが基本形。極端に速い流れにはならへんからか過去の好走馬にやたらと後のオークス好走馬が目立つように中距離馬でもこなせるイメージが強い。脚質的にはこれといった偏りはなさそう。血統ではディープやキングマンボといった主流血統、あとはトニービンも目立つ。

サフィラは前走時も書いたように全兄サリオスと比べて筋肉量が少なく、中距離寄りなタイプ。その阪神JFは外枠から終始外を回らされたのもあるけど前3頭とは差があったのはそのままマイル適性の差かなと。そういう意味では今回の方が走りやすいとは思う。本命にするかはともかくそれなりの印は必要かな。クイーンズウォークは新馬戦は大外枠から出遅れ、勝負所で加速に時間がかかったのと外を回らされたので逃げた馬に引き離されて最後詰めてきたけど2着。未勝利戦も多少加速に時間は掛かったけど中団から悠々差し切って完勝。時計的にはまずまずといったところやけど血統や馬体は大物感たっぷりで個人的にも年始の桜花賞予想で印を打った馬。後傾ラップの千八しか経験してへんけど、瞬時に加速でけへんのは半兄グレナディアガーズも同じで基礎スピード面が問われて良さが出る可能性は充分ありそう。アルセナールは新馬戦はほぼ直線2Fだけのレースやったから勝ち時計で評価するのは違うかもしれんけど、同日の未勝利戦寄り1秒3遅いし上がりも特別速いわけでもないからなぁ。まぁ、ラストの伸びやナミュール・ラヴェルの半妹という血統は魅力あるけどこういう裏付けに乏しいのを重視するのはギャンブル的には悪手やと思うんよね。ルージュスエルテはデビュー前にめちゃくちゃ評判になったけど新馬戦は掛かって惨敗。その後千四に距離短縮して2連勝したけど気性の難しさがある馬を距離短縮で逃げる競馬をさせた後の再度距離延長なんて怖くてとても重視はでけへん。前走の1勝Cもスローやったとはいえ前日の新馬戦や未勝利戦より1秒以上遅い勝ち時計でこの時下した馬たちも軒並み次走で結果が出てへんからね。あとは前走フェアリーSは派手に出遅れたけど2走前の同コース赤松賞ではステレンボッシュと0秒1差のテリオスサラ、千八と二千の経験しかなくてペースへの対応がどうかも半姉のアドマイヤリードが同コースのGⅠヴィクトリアM覇者のアドマイヤベルあたりを。このレースもまぁそんない荒れそうな感じはなさそうやね。